お見舞いのお返しについてどうすればいいんだろう?と疑問に思うことはいろいろとあるものです。
例えば、
病気療養中にお見舞いをいただきながら、お返しをしないまま亡くなってしまった場合、お返しなどは必要なのでしょうか?
また、お見舞いをいただいたけれど、退院までしばらくかかりそうなときなど、とりあえずお返しを先にしておいたほうがいいの?
今回は、入院見舞いのお返しについて、亡くなった時や病気が回復しない時はどうする?についてご紹介します。
入院見舞いのお返し 亡くなった時はどうする?
入院や病気療養中にお見舞いをいただきながら、お礼やお返しをしないまま亡くなられた場合、香典返しの前に、いただいたお見舞いの金品の1/3~半額程度を目安に、返礼するようにするのが、もっとも丁寧な対応です。
また、四十九日の忌明け以降に香典とお見舞いのお礼も含めて香典返しをする場合もあります。
ポイント
お見舞いのお礼と香典返しを一緒に贈ってもいいの?
お見舞いのお礼と香典返しを一緒に贈る場合は、香典返しには「志」、お見舞いのお礼には「御見舞御礼」として、黒白または黄白ま結びのかけ紙に弔事包装で一緒に送ってもいいでしょう。
白無地の短冊に「御見舞御礼」と表書きし贈ることもあります。
亡くなられた時のお見舞いの返礼の仕方
- 金額の目安
- 水引・のし
- 表書き
- 贈る時期
お見舞いの1/3~半額程度
黒白または黄白ま結びのかけ紙
白無地の短冊
「御見舞御礼」、「御礼」
◆香典返しの前
◆四十九日の忌明け以降
※いただいたお香典とお見舞いを合算して、見合う額の香典返しをするようにする。
※別々に用意する場合は、香典返しには「志」、お見舞いのお礼には「御見舞御礼」として、黒白または黄白ま結びのかけ紙に弔事包装で。
【香典返しの金額の目安:香典の1/3~半額程度】
入院見舞いのお返し 病気が回復しない時や長引く時はどうする?
入院が長引いたり、退院はしたけれど自宅療養で完全に回復するまでにはまだ時間がかかる、といったこともあります。
基本的には入院見舞いのお返しでもある「快気祝い」は、退院あるいは床上げの後に贈るものですので、あせらずに、完治してから、全快の報告とお見舞いに対するお礼として贈るようにすればいいでしょう。
しかし、お見舞いをいただいたままでは気になる場合や、とりあえずお礼をしておきたいという場合には、「御見舞御礼」などとして贈ってもよいでしょう。
ポイント
表書きについては、下記もご参考に!
- 快気祝、快気内祝
- 全快祝、全快内祝
- 本復祝、本復内祝
- 御見舞御礼
- 退院内祝
- 御見舞御礼
(退院後お見舞いのお返しをする場合)
(お医者様の手が離れて通院の必要がなくなった場合)
(すっかり快くなり数ヶ月経ってからお返しする場合)
(通院中または完治でない場合)
(退院はしたが完治でない場合)
(病院へ直接見舞ってくれた方にお返しをする場合)
また、病状などにより、どうしても控えめにしたい場合は、お世話になったお礼として、「松の葉」や「心ばかり」などの表書きを用いることもあります。
「松の葉」は、細い松の葉にも隠れるくらいの「気持ちばかり」という謙遜の意を表します。年下の方へは「まつのは」と平仮名で記します。
まとめ
お見舞いをいただいたものの、本人が亡くなってしまったときなど、本人の代わりにも丁寧な対応で感謝の気持ちを伝えたいものかもしれませんね。