12月の一大イベントといえば、「クリスマス」。
クリスマスツリーを飾ったり、ケーキ作りの計画を立てたり、食卓を彩る料理を考えたり、クリスマスは準備段階から大人でもワクワク待ち遠しいものです。
そんな待ち遠しいクリスマスの有名人といえば、「サンタクロース」。
今回は、知っているようで知らない、サンタクロースの由来とは?なぜトナカイに乗ってくるの?なぜプレゼントをくれるの?についてご紹介します。
サンタクロースの由来とは?
子どもたちにとって、クリスマスのヒーローといえば「サンタクロース」かもしれませんね。
子どもたちの夢を運ぶサンタクロース。
サンタクロースの伝説は、アメリカの詩人、クレメント・クラーク・ムーアの詩から生まれたといわれています。
その詩とは、「A Visit from St. Nicholas」『日本語:サンタクロースがきた』、や別題の「The Night Before Christmas」『日本語:クリスマスの前の晩』で、1823年にアメリカの新聞に無名で発表されました。
「A Visit from St. Nicholas」というタイトル通り、原題は「聖ニコラスの来訪」を意味しており、内容はクリスマスの前の晩に子供たちの父であると思われる「私」がトナカイの引くそりに乗ったミラノの聖人・ニコラウスが贈り物を持ってきてくれた様子を目撃するというものです。
この聖人・ニコラウスがサンタクロースの由来といわれています。
詩の書き出しは「それはクリスマスの前の晩・・・」という書き出しではじまることから、現在では「クリスマスの前の晩」というタイトルで広く知られてもいます。
うちの子どもたちも小さい頃は、子どもながらに、「何か特別なことが起こるんだな」と感じるものなのか、クリスマス前からテンション高めで、いつも下記の絵本を読むようせがまれたものでした。
サンタクロースといえば、「長靴に赤い服と帽子、白いヒゲにちょっと太ったおじいさんで笑顔がとっても素敵」といった姿を思い描く人も多いのではないでしょうか。
このイメージは、この詩によって世界中に知られるようになったといわれています。
この詩の絵を描いたのは、ロジャー・デュボアザンという人で、絵本作家やイラストレーターとしても人気の人でした。
サンタクロースの絵本がアメリカで人気を博したのは1954年のこととされています。
彼の描く斬新でモダン、あたたかくユーモアに満ちた世界観は、色使いやタッチで感じることができます。
彼の描いたサンタクロースは、子どもたちに自然と受け入れられ、今もなお愛される絵本として、そしてサンタクロースのイメージを受け継いでいます。
サンタクロースの絵本から、彼の絵本を知り、うちにも彼の作品が並んでいます。
動物が主人公の作品が多く、どれも大事に受け継ぎたい絵本だなと今でも思います。
なかでも、出産祝いにと友人から贈られたライオンシリーズは、子育てについて考えさせられたりして、子どもたちというより、私たち夫婦にとって大切な絵本になっています。
サンタクロースはなぜトナカイに乗ってくるの?
サンタクロースの相棒といえば「真っ赤なお鼻のトナカイさんは~♪」の歌でもおなじみの「トナカイ」。
トナカイは、上記でご紹介した詩に登場することからサンタクロースといえばトナカイに乗ってやってくるのが定番となりました。
ちなみに、クレメント・クラーク・ムーアの詩のなかで、サンタクロースは8頭のトナカイ名前を呼んでいて、「ポーチの上まで、煙突の上まで!早く走れ、それ走れ、みんな走れ!」と元気づけながら走っています。
サンタクロースのトナカイたちの名前
- ダッシャー
- ダンサー
- プランサー
- ヴィクセン
- コメット
- キューピッド
- ドナー
- ブリッツェン
サンタクロースはなぜプレゼントをくるの?
上記でご紹介したように、サンタクロースは聖人・ニコラウスが由来になっています。
この聖人・ニコラウスの伝説の中に下記のようなものがあります。
ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れた。
このとき暖炉には靴下が下げられていており、金貨はその靴下の中に入ったという。
この金貨のおかげで家族は娘の身売りを避けられた」
このお話が由来となり、クレメント・クラーク・ムーアの詩のなかのサンタクロースは、コインではなく・・・プレゼント・・・でもなく下記の一文に書かれてあるものを配っています。
そう、プレゼントでもなく「おもちゃ」なんですね。
なお、サンタクロースが夜中にやってくことや、靴下の中にプレゼントが入っているというのも、上記の聖人・ニコラウスの伝説が由来となっています。
まとめ
サンタクロースは誰もが愛する夢を運ぶ存在かもしれませんね。
今年も世界中の子どもたちにとびっきりの笑顔を運んで欲しいですね。