お歳暮

お歳暮のお返しは必要?時期・金額相場・のしの書き方とマナーを徹底解説!

実は結婚したばかりの頃、こんな経験をしたことがあります。

年末のある日、夫の実家から、突然お歳暮が届いたんです。

それまで実家同士でお歳暮のやり取りをしていたのは知っていたものの、自分が対応する側に回るのは初めて。「え、これ、どうしたらいいの…?」と、荷物を前にしばらく固まってしまいました。

夫に相談してみると、返ってきたのは「俺の実家だから、俺から連絡しておくし放っておいていいよ」というひと言。

たしかにそうかもしれない。でも、心のどこかで「お嫁さんの立場として、それで本当にいいのかな…」というモヤモヤが消えなかったんですね。

実家の母に聞こうにも、あいにく旅行中で連絡がつかず。

思い切って友人に聞いてみても、「私も分からない…」という返事。

結局、誰にも正解を教えてもらえないまま、自己流でなんとか乗り切った記憶があります。

あのとき痛感したのは、お歳暮への対応は「知っているかどうか」だけで、気持ちの余裕がまったく違ってくるということ。

同じように、年末の慌ただしいなかで戸惑っている方に向けて、ここでは、

  • お返しは本当に必要なのか
  • 贈るタイミングと金額の目安
  • のしの書き方

まで、順を追って整理していきますね。読み終える頃には、迷わず動けるようになっているはずです。

お歳暮のお返しは原則不要?お礼状と返礼品の違い

お歳暮の贈り物を受け取って笑顔で喜ぶ日本の若い夫婦

【結論】お礼を伝えるのは必須、品物を贈るのは任意

最初に結論からお伝えしますね。

お歳暮に対して「品物でお返しをする」ことは、原則として不要です。

そもそもお歳暮は、日頃の感謝の気持ちを込めて目下から目上へ贈るもの。

受け取った側が、必ず同じように品物を返さなければならないものではないんです。

ただし、ひとつだけ欠かせないことがあります。

それは「品物を受け取りました、ありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えること。

つまり、


お礼(感謝の連絡)
必須

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返礼品(品物を贈ること)
任意

この2つは、まったく別のものと考えてください。

ここをきちんと切り分けるだけで、年末の余計な負担や迷いがぐっと軽くなりますよ。

届いたらまずは3日以内に連絡!すぐ伝えるべき理由

お歳暮が無事に手元に届いたら、まず何よりも先にすること。

それは、できるだけ早くお礼を伝えることです。

目安は、到着から3日以内。遅くとも1週間以内には連絡を入れましょう。

急いで伝えたほうがいい理由は、シンプルです。

「無事に届きましたよ」と知らせることで、相手を安心させてあげられるから。

⚠️ 注意

特に冷蔵品や冷凍品、生鮮食品などは要注意です。受け取りの確認が取れないと、贈った側は「ちゃんと届いたかな…」とやきもきしてしまいます。

品物を返すかどうかは、いったん置いておいて大丈夫。

まずは受け取りの報告と感謝を、いち早く伝える。これがいちばんスマートな対応です。

お礼状の言葉選びに迷ったときは、日本郵便の「中元・歳暮の礼状」といった公式の文例集を参考にすると、スムーズに書けますよ。

相手との関係で変わるお返しの判断基準

ここからは、贈ってくれた相手によって対応がどう変わるのか、具体的に見ていきましょう。

義理の実家・親族から届いた場合

義理のご実家やご親族からのお歳暮には、あまり大げさな返礼品を用意しないほうがいい場合があります。

というのも、「お返しなんて気にしないでね」という親心から贈られているケースが多いから。

かえって気を遣わせてしまうこともあるんですね。

基本的には、お礼状や電話・メールでの感謝の連絡だけで十分です。

冒頭でお話ししたように、義実家からのお歳暮は「夫(または妻)に任せておけばいいのか、自分から動くべきなのか」で迷いやすいポイントでもあります。

結論としては、どちらが窓口になっても問題はありません。

ただ、お嫁さん・婿さんという立場で「きちんとしている」という印象を持ってもらいたい場合は、配偶者に任せきりにせず、ひと言でも自分の名前でお礼を伝えておくと、その後の関係がぐっと築きやすくなりますよ。

ご両家の間で贈答に関する独自のルールや昔からの慣習がある場合は、そちらを優先してくださいね。

職場の上司・取引先から届いた場合

職場関係や取引先からの贈り物は、少し慎重に。

まず確認しておきたいのが、勤務先の社内規程やコンプライアンス方針です。

公務員の方であれば、倫理規程のチェックも忘れずに。

近年は、ビジネス上の贈答品のやり取りそのものを禁止している組織も増えてきています。

特に制限がなく、対等なお付き合いとして返礼品を贈る場合も、組織や役職のルールを踏まえたうえで、失礼のない形で手配しましょう。

友人・同僚・習い事の先生から届いた場合

友人や同僚、習い事の先生など、日頃から近しい距離でお付き合いのある相手からのお歳暮。

この場合は、お礼の連絡に加えて「お互い様」の気持ちで、同等額から半額程度の返礼品を贈るのが一般的です。

ちなみに、こういうお歳暮まわりのマナーは、意外と友人に聞いても「知らない」と返ってくることが多いもの。

何を隠そう、私自身がそうでした。決して珍しいことではないので、遠慮せず一つずつ確認していけば大丈夫です。

お礼状の書き方や具体的な相場については、郵便局のネットショップ「お歳暮のお返し」でも実務的な目安が紹介されていますので、参考にしてみてください。

返礼品を贈る時期と「のし・表書き」のマナー

のし紙が掛けられた丁寧なお歳暮・御年賀の和菓子ギフトボックス

年内に届ける場合(〜12月31日頃まで)

返礼品を年内に届けたい場合、表書きは「御歳暮」にします。

発送の目安は、11月下旬から12月20日前後(もしくは12月上旬〜25日頃)。

大晦日や三が日は、相手も配達業者も何かと慌ただしい時期です。

荷物の受け取り自体が難しくなることも多いため、できれば12月25日頃までに届くよう手配しておくと安心ですよ。

年明け・松の内に届ける場合(御年賀)

「年内はもう間に合いそうにない…」

そんなときは、年が明けてから贈る形に切り替えましょう。

正月の「松の内」と呼ばれる期間内に届くよう手配し、表書きは「御年賀」に。

新年のご挨拶を兼ねた、スマートな贈り物として届けることができます。

松の内を過ぎて届ける場合(寒中御見舞・寒中御伺)

松の内が明けてから、立春(例年2月3日〜4日頃)までの間に届ける場合は、表書きを「寒中御見舞」または「寒中御伺」にします。

目上の方へ贈るときは、より丁寧な言い回しである「寒中御伺」を選ぶと安心ですね。

なお、立春の日付は年によって変わるため、国立天文台などの暦情報で事前に確認しておきましょう。

このあたりの詳しいマナーは、高島屋の「お歳暮のお返しのマナー」といったページでも紹介されています。

【地域差に注意】関東と関西で異なる「松の内」の期間

実はこの「松の内」、地域によって期間が異なります。

  • 関東をはじめとする多くの地域:1月7日まで
  • 関西などの一部地域:1月15日まで

送り先がどちらのエリアに当たるかを事前に確認し、到着時期に合わせて表書きを使い分けるようにしてくださいね。

状況 基本対応 表書き
お礼だけ伝える 到着後、早めに連絡・礼状 なし
年内に返礼品を届ける 返礼品を贈る 御歳暮
年明け〜松の内 新年の挨拶として贈る 御年賀
松の内後〜立春頃 季節の見舞いとして贈る 寒中御見舞・寒中御伺
今回限りにしたい 感謝を示し、継続を促さない 御礼など
今後辞退したい お礼と辞退の意思を添える 御礼など

水引とのしの基本的な選び方

返礼品にかける「のし」は、慶事全般に使われる「紅白5本蝶結び」の水引を選ぶのが基本です。

蝶結びには「何度あってもおめでたいこと」という意味が込められています。

📌 ポイント

・表書き(のしの上段)→「御歳暮」「御年賀」「寒中御見舞」など、贈る名目を記載
・名入れ(のしの下段)→ 自分の苗字、または姓名を記載

この2点を押さえておけば、迷うことはありません。

失敗しない金額相場と品物選びのポイント

お礼状の手紙を添えて並べられた個包装の和洋菓子ギフトセット

相場はいただいた品の「3分の1〜半額」が基本

返礼品を用意する場合、金額の目安は「いただいた品物の3分の1〜半額程度」

これが基本ラインです。

友人同士など対等な間柄であれば、「同等額程度」まで考えることもありますが、無理のない予算で設定することが何より大切ですよ。

高額すぎるお返しがNGとされる理由

「感謝の気持ちをしっかり伝えたいから」と、つい豪華なお返しを選びたくなる気持ち、よくわかります。

でも、いただいた品より高価なお返しをするのは避けてください。

贈答のマナーにおいて、受け取ったものより高価な品を返すことは、「今後は結構です」「お気持ちお断りします」という強いメッセージとして受け取られてしまうリスクがあるんです。

相手の好意は、素直に受け取る。

そのうえで、控えめな価格帯に留める。

これが、大人の気遣いというものですね。

🟢 おすすめの理由(メリット):老舗百貨店ならではの信頼感と品質があり、包装やのしの指定、配送スケジュールの管理まで安心して任せられます。

🔴 注意点(デメリット):高級感がある分、品物や送料の合計が予算を少し上回ることもあるため、事前の確認がおすすめです。

相手の負担にならない品物の選び方

返礼品選びで大切なのは、相手の暮らしを圧迫しないこと。

定番ですが、以下のような「消えもの」が最も喜ばれやすく、重宝されます。

  • 日持ちする焼き菓子
  • ジュースやコーヒー・紅茶の詰め合わせ
  • いくらあっても困らないタオルや洗剤などの日用品

特に食品を選ぶ際は、賞味期限が長く、常温保存できるものが安心です。

【例文あり】そのまま使えるお礼状とメールの文例

ここからは、実際にそのまま使えるお礼状・メッセージの例文をご紹介します。

立場や状況に合わせてアレンジして使ってみてくださいね。

例文1:義理の実家へ贈るお礼状(手紙・はがき)
拝啓

寒冷の候、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度は、結構なお品をご頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。
いつも温かいお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。

お陰様で私どもも無事に年の瀬を迎えることができております。
寒さ厳しき折、どうぞお体を大切にお過ごしください。

略儀ながら書中をもちまして、御礼申し上げます。

敬具

例文2:親しい親族へ手軽に送るLINE・メール
〇〇さん

本日、素敵なお歳暮が届きました!
いつもお気遣いいただき、本当にありがとうございます。

寒くなってまいりましたので、どうぞお体にはお気をつけて、良いお年をお迎えくださいね。
またお会いできるのを楽しみにしております。

例文3:仕事関係・取引先へ送るメール
〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

いつも大変お世話になっております。〇〇(自分の氏名)です。

この度は、心温まる結構なお品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
温かいお心遣いに、心より御礼申し上げます。

本年も大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

寒さ厳しき折、皆様のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

例文4:今後のお歳暮を辞退したい場合のお礼状

毎年のやり取りを一度整理したい場合は、感謝の言葉の後に丁寧な辞退の文面を書き添えます。

拝啓

寒冷の候、皆様におかれましては健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

この度は、過分なお品を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。
いつも変わらぬお心配りをいただき、深く感謝申し上げます。

つきましては、大変恐縮ではございますが、今後はこのようなお気遣いはどうぞなさいませんようお願い申し上げます。
皆様の温かいお気持ちだけで十分でございますので、どうかお聞き届けいただければ幸いです。

寒さに向かう折、どうぞご自愛くださいませ。

敬具

お歳暮のお返しに関するよくある質問(FAQ)

御歳暮お返し

最後にお歳暮のお返しについて、よく寄せられる疑問にお答えしていきます。

❓ Q. お礼状はハガキと封書、どちらで送るのがマナー?

🟢 基本的には封書(お手紙)で送るのが最も丁寧なマナーとされています。

ですが、親しい間柄や一般的なお礼状であれば、ハガキで送っても何ら問題ありません。相手との関係性の深さに合わせて使い分けましょう。

❓ Q. 電話やメールでお礼を伝えるだけで済ませてもいい?

🟢 身内や親しい友人・同僚であれば、電話やメール、LINEなどで感謝を伝えるだけでも十分です。

ただし、目上の方や取引先に対しては、取り急ぎメールや電話で到着報告とお礼を伝えたうえで、後日改めてお礼状(封書またはハガキ)を送るのが確実で丁寧な対応になります。

❓ Q. 喪中の場合はお返しや御礼状はどうすればいい?

🟢 自身や相手が喪中であっても、お歳暮を受け取ることやお礼状を送ることはマナー違反ではありません。

お歳暮はお祝い事ではなく日頃の感謝を伝えるものだからです。ただし、返礼品や挨拶状を送る際は「祝い言葉(おめでとう等)」を避け、のしの表書きは「御歳暮」ではなく「寒中御見舞」や「無地のし」を使用するなどの配慮を行いましょう。

まとめ:感謝を届けることが一番の「お返し」

お歳暮のお返しについて、大切なポイントを整理してきました。

📌 ポイント

・品物でお返しをすることは原則不要(お礼の連絡は必須)
・品物を届ける場合は、到着後できるだけ早く、遅くとも3日〜1週間以内にお礼を伝える
・返礼品の相場は、いただいた品物の「3分の1〜半額程度」
・贈る時期に合わせて「御歳暮」「御年賀」「寒中御見舞」を使い分ける

お歳暮対応でいちばん大切なのは、格式高いマナーを完璧にこなすこと以上に、「無事に届きました、ありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えることです。

ルールを頭の片隅に置きつつ、まずはできる形から心を込めて対応してみてくださいね。

  • この記事を書いた人

ゆき

主婦・会社経営と複数の草鞋を履きながら、本サイトの統括(編集長)を務めています。Webデザイナー・エンジニア・ディレクションなど15年培った「徹底的なユーザー目線の構成力」が強みです。これまでの豊富な人生経験から得た「失敗や後悔をライフハックに変える」共感の姿勢を大切に、大人のマナーや、シンプルで丁寧な身軽な暮らしのヒントを提案します。読者の皆様の毎日に寄り添う、心地よいメディア運営を心がけています。 詳しいライタープロフィールこちらから

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