花粉症

花粉症かも?花粉症を発症させない&ならない対策法や予防法は?

花粉症かも
「もしかして花粉症・・?」

今や日本人の約2割がかかっているといわれる花粉症。鼻水や目のかゆみや喉の違和感など、その辛さは花粉症に苦しんでいる人を見ていても充分すぎるくらい伝わってきます。

「できればなりたくない・・。」まだかかっていない人も、これから花粉症にならないためにしっかり正しいケアが大切です。

今回は、花粉症を発症させない&ならない対策法や予防法について詳しくご紹介します。

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花粉症かも?花粉症を発症させない予防法は?

「もしかしたら花粉症かも・・・?」そんな時には、まずはしっかりと花粉症について知ることが大切です。

花粉症の基礎知識

花粉症はなぜ起こる?

花粉症は、さまざまな植物の花粉が引き起こすアレルギー反応の一つです。

そもそも人間には、体内に侵入してくる異物から身を守る免疫機能があらかじめ備わっています。

風邪のウイルスやインフルエンザウイルスなど異物であるウイルスの侵入の際に、熱が出たり喉の痛みや鼻水などの諸症状が起こるのは、すべて免疫機能の働きで、体が防御反応を起こしている状態なのです。

花粉症の場合は、本来は無害なはずの植物の花粉体が「異物」と誤認してしまい体の防御機能が反応してしまう状態で、この時に、過剰に免疫機能が働いて体内に「抗体」ができ、くしゃみや鼻づまり、目のかゆみなどの防衛反応を引き起こしてしまうのです。
抗体とは?

人間の体は、どんな異物が侵入しても、その異物にピッタリ合う抗体を作ることができます。

抗体は、特定の異物にある抗原(目印)に特異的に結合して、その異物を生体内から除去する分子のことです。

異物が体内に入るとその異物にある抗原と特異的に結合する抗体を作り、異物を排除するように働きます。
何の花粉に反応するの?

日本で最も多いのはスギ花粉症で、花粉症疾患者の約7割にまでのぼると言われています。

尚、スギに反応する人はヒノキ科の植物にも反応する場合が多いのも特徴です。

次に多いのが、イネ科の植物、ブタクサやヨモギなどのキク科の植物も花粉症を引き起こします。

尚、それらの植物の花粉飛散時期に合わせて花粉症の症状のピークも変わります。

スギやヒノキの花粉のピークは、冬から春にかけてなのに対し、ブタクサやヨモギなどのキク科は、夏から秋が花粉シーズンとなります。

他にも、北海道のような寒冷地ではシラカバによる花粉症も確認されており、海外でも欧州はイネ科、米国はブタクサ、北欧はシラカバが原因の花粉症があり、日本のスギと合わせて世界の「4大花粉症」と呼ばれています。

どうやって花粉症は発症するの?

花粉症の発症の様子は、よくコップからあふれ出す水に例えられることがあります。

体に蓄積された抗体が個人の許容値を超えると、アレルギー症状となってあふれ出すからです。

この許容値は、人それぞれ違いますし、環境によっても違ってきます。

他にも、花粉症は遺伝的な要素が大きく、生まれつきアレルギー体質の人は花粉症になりやすいと言われています。

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また、日々の生活習慣も大きく影響すると言われており、食生活の乱れや睡眠不足、運動不足やストレスなどが重なると免疫バランスが崩れてしまい、よりアレルギー反応を起こしやすい体になってしまうことが分かっています。

花粉症かも?という時にやっておきたいこと8つ

  • マスクや帽子、メガネの着用
    外出時には、とにかく花粉の侵入を防ぎましょう。
    マスクや帽子、メガネを着用し、空気中に浮遊する花粉をできる限り避ける工夫が必要です。
  • 花粉が付着しにくい衣類の着用
    ツルツルした素材目の粗くない生地のもの、またコートなどを羽織って花粉をガードするなどの工夫もおすすめです。
  • 花粉を家に持ち込まない
    花粉の時期は、空気中に花粉が多く浮遊しています。そのために普通に生活していても衣類などに花粉が付着します。
    家に花粉を入れないために、家に入る前には、衣類に付いた花粉を払い落すようにするのもおすすめです。
    衣類用の「花粉防止スプレー」などを活用したり、現在では顔や皮膚などにもスプレーできる「花粉防止スプレー」もあるのでそれらをうまく活用するのもおすすめですよ。
  • 極力窓を開けないようにする
    窓を開けっぱなしにしたりすると、外を舞う花粉が家の中に侵入してきます。しっかり侵入を防ぎましょう。
  • 手洗いやうがい
    花粉を吸い込むのを防ぐために有効です。
    これは、風邪やインフルエンザの対策法と一緒で、ウイルスや菌のほとんどが呼吸器官から侵入してきます。
    鼻や口などの粘膜には、異物を捉え、外へ追い出そうとする働きがありますが、完璧ではありません。
    こまめに手洗いやうがいを行うことで、粘膜に付着した花粉を体内に入れないよう心掛けます。
    特に「手洗い」は最も大切で、手に付着した花粉に気付かずに口や目に触れてしまいアレルギー反応を引き起こすことが多くあります。
  • 加湿をする
    空気が乾燥しているとホコリと一緒に花粉が舞い散りやすくなります。
    湿度を上げることで、花粉やホコリが水分を含み下に落ち、飛散を抑えてくれます。
    決して花粉がなくなるわけではなく、飛散させない効果があります。床など下に落ちた花粉が再び飛散しないようにこまめな掃除が必要です。
  • 洗濯物もしっかり花粉除去
    洗濯は部屋干しが基本ですが、外に干した場合も洗濯物を取り込む時にパッと払うだけでも、衣類に残る花粉量は減らせます。
    また洗濯時には柔軟剤を使用することも有効です。柔軟剤は静電気防止効果があり、静電気はホコリはもちろん花粉も吸着しやすくなるため、花粉の時期は柔軟剤の使用がおすすめです。
  • 掃除もポイントを抑えて!
    花粉の侵入を防いでも、やはり完璧ではありません。
    侵入してしまった花粉は、こまめな掃除で除去するのが有効ですが、大切なのは花粉を舞い上がらせないことです。
    まずは、固く絞った雑巾や、ウエットタイプのお掃除シートなどで一度床を拭くなど「拭き掃除」から始め、掃除機をかけましょう。
    また、カーペットなどは花粉が絡みついて取りにくいものです。掃除機をかける際には、カーペットの毛足を起こすようにしながら、タテ・ヨコ方向に十字にかけるようにします。
    また1㎡あたり20秒を目安にかけると花粉を取り除く効果が高まります。

花粉症にならない対策法や予防法は?

花粉症は、ある日突然に発症する可能性が誰にでもあります。

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花粉症の発症リスクを少しでも減らすには、日頃の食生活も大切です。

花粉症の予防や対策におすすめなのは?

免疫機能を高める

花粉症の予防や対策には、免疫機能を高めることが有効です。「免疫」とは、ウイルスなどの外敵の侵入を防いだりする自己防衛機能や体の健康を維持する力のことです。

この免疫機能が正常に機能すれば、花粉を異物と捉えることもなく、花粉症になりにくいのです。
睡眠をしっかりとる
免疫力の元でもある「免疫物質」は、睡眠中に作られます。しっかりと睡眠をとることは花粉症の予防や対策としても有効です。
栄養をとる
バランスのとれた食事は、免疫機能を高めるためには何よりも大切です。

免疫機能をアップさせる栄養は?

免疫機能をアップさせるポイントとして、細胞の酸化(老化)を防ぐことがあります。

これを防ぐためには、ビタミンやミネラルを多く含む野菜を積極的に摂るようにしたり、マグロやブリ、サバなどの魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などのオメガ3系脂肪酸・不飽和脂肪酸は抗酸化作用が高いので、積極的に摂取するようにするのがおすすめです。

また、近年、抗酸化作用で最近注目されているのが「ポリフェノール」です。

そのなかでもチョコレートやココアなどカカオからできた食品では、カテキン、クロバミドやケルセシンなどのポリフェノールが含まれます。含有量も100グラム当たり850~1800mgと、他の食品に比較しても多いので、手軽に摂取する方法としては有効です。

何でも摂り過ぎは禁物です。理想とされるポリフェノールの1日の摂取量は1500mgと言われていますので、過剰になり過ぎないようにしましょう。

また、ポリフェノールは私達が日々口にする野菜や果物などにも多く含まれています。バランスの取れた食事を心掛けることで自然とポリフェノールも摂取できるので、あくまで偏りのないバランスを重視した食事を心掛けることが大切です。

腸内環境を整えることも花粉症には効果的

「乳酸菌」が含まれたヨーグルトやチーズのほか、和食にも多く用いられる、みそや納豆、漬物などの発酵食品に加え、食物繊維が豊富な野菜類・海藻類・きのこ類・豆類・果物・イモ類などの食材も腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を良好に保ってくれます。

また腸は、細胞内に必要な物質を吸収するため、様々な免疫物質が集まっています。おおよそ免疫細胞の約70~80%が腸内に集まっていると言われており、腸を正常に健康に保つことで、体全体の免疫力を正常に保つことができ、花粉に対して過剰な反応を抑えてくれるのです。

まとめ

いかがでしたか?

「もしかして花粉症?」と思ったら、諦めずにしっかり体のためにケアしてあげることで、予防や対策ができますので是非お試しください。

  • この記事を書いた人

暮らしのNEWSチーム

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