「お彼岸でお坊さんにお経をあげてもらうけど、お礼の相場はいくら?」
「実家や親戚の法要にお金を包んでいく場合、表書きは何て書けばいい?」
「お布施を渡すときの正しい作法や、お札のマナーが知りたい!」
あなたも今、お彼岸に関わる「お金のマナー」について悩んでいませんか?
お彼岸の法要はご先祖様を供養する大切な儀式ですが、いざお金を包むとなると、お坊さんへのお布施や親戚へのお供え(香典)など、立場や状況によって金額ものし袋の書き方も異なるため、失敗して失礼にならないか不安になってしまいますよね。
そこで本記事では、お彼岸のお坊さんへのお礼(お布施)の金額相場はもちろん、「親戚の法要でお金を包む場合の金額相場」までを分かりやすく完全網羅しました。
さらに、それぞれのシーンに応じたのし袋(封筒)の選び方や表書きの書き方、新札・旧札のルールから、スマートな渡し方の作法まで徹底的に解説します。
この記事さえ読めば、お彼岸に関わるお金の疑問や不安がすべてすっきり解決します。
マナーに自信を持って当日を迎えられるよう、ぜひ最後まで参考にしてくださいね!
お彼岸のお金マナー完全ガイド!お布施と香典(御供物料)の違い
お彼岸の時期にお金を包む機会は大きく分けて2つあります。
まずはそれぞれの目的と違いを正しく理解しておきましょう。
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お坊さんへ渡す「お布施(お礼)」 : |
| お彼岸の法要で読経をしていただいたお坊さん(お寺)に対して、日頃の感謝の気持ちを込めてお渡しするお金です。 |
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親戚の法要に持参する「香典・御供物料」 : |
| 実家や親戚の家で行われるお彼岸の法要にお参りする際、お供え物(菓子折りや果物など)の代わりに、またはお供え物と一緒に持参して施主(家族)へお渡しする現金のことです。 |
誰に対して、どのような名目でお渡しするのかによって金額や封筒が異なるため、ここからの解説を参考にしてください。
お彼岸のお布施(お坊さんへのお礼)の金額相場
お坊さんにお支払いするお布施の具体的な金額相場と、お布施以外に準備しておくべき費用の内訳を解説します。
自宅に法要でお呼びする場合のお布施相場
お彼岸の期間中に、お坊さんに自宅や霊園にお越しいただき、個別に読経(法要)をお願いする場合のお布施相場は、以下の通りです。
特に、故人が亡くなってから初めて迎えるお彼岸(初彼岸・新彼岸)の法要を個別で行う場合は、「30,000円〜50,000円」を包むケースが多く見られます。
通常のお彼岸であれば、30,000円を基準に考えておけば失礼にあたることはありません。
合同法要(彼岸法要)に参加する場合のお布施相場
お寺の合同供養(彼岸会など)に参加する場合のお布施相場は、以下の通りです。
個別の場合に比べて相場は低くなります。
お寺から事前に金額が案内されていることもあるため、手紙の内容をよく確認しましょう。
迷った場合は5,000円〜10,000円を包むのが無難です。
お布施以外にかかる費用(御車代・御膳料)の相場
お坊さんに個別で法要をお願いする場合、お布施(読経料)とは別に以下の費用が必要になるケースがあります。
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御車代(相場:5,000円 〜 10,000円) : |
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お坊さんにお寺以外の場所に出向いてもらう場合に支払う交通費です。 お寺で法要を行う場合や、自分で送迎する場合は必要ありません。 |
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御膳料(相場:5,000円 〜 10,000円) : |
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法要のあとの食事会(会食)にお坊さんが参加辞退された場合にお渡しするお食事代です。 お坊さんも一緒に食事をされる場合は必要ありません。 |
お布施、御車代、御膳料は、すべて別々の封筒に分けて包むのが鉄則のマナーです。
まとめて1つの袋に入れてはいけません。
お渡しするときは、「お布施の封筒を一番上」にし、その下に「御車代」、一番下に「御膳料」の順に重ねて、切手盆や袱紗の上に載せて差し出すのが正しい作法です。
【香典・御供物料】親戚の法要でお金を包む場合の金額相場
実家や親戚の家でお彼岸の法要が行われる場合、包む金額の目安は相手との関係性や会食の有無によって変動します。
実家・義実家へ包む場合の相場
自分の実家や、配偶者の実家(義実家)でお彼岸の法要が行われる場合、包む金額の相場は「10,000円 〜 30,000円」程度です。
法要のあとに会食(食事)がある場合は多めに20,000円〜30,000円、お参りのみで食事がない場合は10,000円程度が目安となります。
その他の親戚(祖父母、叔父・叔母など)へ包む場合の相場
実家以外の親戚(祖父母、叔父・叔母、いとこなど)の家で行われる法要に招かれた場合の相場は、「5,000円 〜 10,000円」程度です。
故人との関係が深かった場合や会食がある場合は10,000円、お参りのみや遠い親戚の場合は5,000円を目安に当日の食事の有無に合わせて決定しましょう。
| お相手 | 会食(食事)なし | 会食(食事)あり |
|---|---|---|
| 実家・義実家 | 10,000円 | 20,000円 〜 30,000円 |
| 親戚(祖父母・叔父叔母など) | 5,000円 | 10,000円 |
お彼岸に包むお金の「のし袋(封筒)」の選び方と表書きの書き方
お彼岸では、「お坊さんにお渡しするお布施」と「親戚の法要に持参するお金」で、使う封筒や書き方が全く異なります。
お布施(お坊さん用)ののし袋と表書き・名前の書き方
お布施は不幸に対するお悔やみ(香典)ではないため、「水引(ひも)のない白い封筒」を使うのが最も基本的です。
郵便番号の枠線がない真っ白な「白封筒」を用意するか、あらかじめ「御布施」と印刷された専用の封筒を使いましょう。

封筒の表面、上部中央に縦書きで「御布施」と書き、中央下部(下段)に「〇〇家」または施主のフルネームを黒い墨で記載します。

浄土真宗や曹洞宗など、宗派による違いはある?
「うちは浄土真宗だけど、表書きは『御布施』で大丈夫?」と不安になる方もいますが、お彼岸のお布施に関しては、すべての宗派で共通して「御布施」と書いて問題ありません。
宗派ごとの違いを気にする必要はありませんので安心してくださいね。
香典・御供物料(親戚用)ののし袋と表書き・名前の書き方
親戚の法要にお金を持参する場合は、お悔やみ(弔事)用の不祝儀袋を使用します。
「黒白の結び切り」または「黄白の結び切り」の水引がついた封筒を選びましょう(関西地域では黄白、それ以外の地域では黒白が一般的です)。
水引の結び目の上に「御供物料」や「御仏前」、または「御香典」と書き、結び目の下にあなたの氏名をフルネームで縦書きします。

夫婦連名にする場合は、夫のフルネームの左側に妻の名前(ファーストネーム)だけを並べて書きます。
また、中袋(内袋)や白封筒を中に重ねる場合は、その表面に金額を、裏面に贈り主の「住所」と「氏名」を書きましょう。
お彼岸のお金は「薄墨(うすずみ)」で書くべき?
お葬式の香典では「突然の不幸で涙で墨が薄まった」という意味を込めて薄墨を使いますが、お彼岸はあらかじめ時期が分かっている年中行事(法要)です。
そのため、お坊さんへのお布施も、親戚へのお供え料も、すべて「濃い黒(普通の黒墨の筆ペンなど)」で書くのが正しいマナーです。
薄墨を使うと逆に失礼にあたる場合があるため注意しましょう。
封筒に書く「金額」の正しい書き方(大字)と中袋の書き方
封筒の裏面や中袋に包んだ金額を書き入れる際は、一般的な漢数字(一、二、三)ではなく、改ざんを防ぐための旧字体「大字(だいじ)」を使うのが正式なマナーです。
頭に「金」、最後に「圓(または円)」をつけましょう。
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1万円の場合 : |
| 金 壱萬圓 |
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3万円の場合 : |
| 金 参萬圓 |
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5万円の場合 : |
| 金 伍萬圓 |
中袋の表面中央に大字で金額を書き、裏面の左下に郵便番号・住所・氏名を縦書きで分かりやすく記載します。

お彼岸のお金に使う「お札」のマナー(新札・旧札どっち?)
お彼岸はお盆と同様に「あらかじめ時期が分かっている年中行事(法要)」であるため、お布施やお供え料には「新札(未使用の綺麗な札)」を包むのが正しいマナーです。
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お布施(お坊さん用)のお札の向き : |
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封筒を開けたときに、お札の肖像画(顔)が「上(最初に見える側)」かつ「表面(封筒の表側)」を向くように入れます。
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香典・御供物料(親戚用)のお札の向き : |
顔を伏せるという意味を込めて、お札の肖像画が「下(奥側)」かつ「裏面(封筒の裏側)」を向くように逆向きに入れます。
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失礼にならないお布施・お金の包み方と渡し方マナー
お金を正しい封筒に包んだら、最後はお渡しする当日の立ち振る舞いです。
お布施を包む「袱紗(ふくさ)」の選び方と包み方
お布施や御供物料の封筒は、必ず「袱紗(ふくさ)」に包んで持参しましょう。
お彼岸の法要は仏事ですので、紫、紺、グレー、緑などの「寒色系・暗い色」の袱紗を使用します。
特に「紫」の袱紗は慶事・弔事のどちらでも使える万能な色なので1枚持っておくと重宝します。

お布施を包む際は、右開き(慶事と同じ包み方)、または上から下に閉じる包み方をする地域が多いですが、親戚への御供物料(香典)と混ざって迷う場合は「左開き(弔事の包み方)」で統一して包んでも現代のマナーとしては大きな問題になりません。
お坊さんへお布施を渡すタイミングと正しい渡し方
お坊さんにお布施をお渡しするタイミングは、「法要が始まる前の挨拶時」、または「法要がすべて終了し、お坊さんをお見送りする際」のどちらかです。
お渡しする際は、以下のステップで行うのが正しい作法です。
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1. 直接手渡しはNG : |
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封筒を素手で直接手渡すのはマナー違反です。 必ず「切手盆(きってぼん)」と呼ばれる小さな黒いお盆に載せるか、持参した「袱紗(ふくさ)」の上に載せてお渡しします。 |
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2. お坊さんから見て正面に向ける : |
| 袱紗やお盆の上でお布施の封筒を時計回りに回転させ、お坊さんから見て「御布施」という文字が正しい向き(正面)になるようにします。 |
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3. 一言を添えて両手で差し出す : |
| 「本日はご丁寧なお勤めをいただき、ありがとうございました。どうぞお納めください」と感謝の言葉を添え、両手でお盆(または袱紗)を静かに差し出します。 |
まとめ:お彼岸のお金マナーを学んで安心の法要を
今回は、お彼岸のお坊さんへのお礼(お布施)や、親戚の法要でお金を包む場合の金額相場、のし袋(封筒)の書き方やお札・渡し方の正しいマナーについて詳しく解説しました。
お彼岸のお金マナーの要点を振り返ってみましょう。
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お布施の相場 : |
| 自宅に個別でお坊さんを呼ぶ場合のお布施相場は「30,000円〜50,000円」です。 |
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親戚への香典・御供物料 : |
| 実家や親戚の法要にお金を包む場合は「5,000円〜30,000円」が目安となり、会食の有無で変動します。 |
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お札のマナー : |
| お彼岸のお金は、お葬式とは違い「新札(綺麗な一万円札など)」を用意します。 |
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渡し方のマナー : |
| お布施を渡すときは素手ではなく、必ず切手盆や袱紗の上に載せて正面を向けてお渡しします。 |
お金に関するマナーは細かく感じられますが、その本質はすべて「ご先祖様への供養の気持ち」と「お寺や親族への感謝と敬意」に繋がっています。
正しい知識を身につけ、マナーに自信を持って、心穏やかにお彼岸の法要を迎えてくださいね。