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白点病の治療法は?治療期間や餌やり&薬など対処法をご紹介!

金魚や熱帯魚を飼っていると、エサを食べなかったり、元気が無くなったり、群れと離れて泳いでいるなどしていることがあります。

もしかして、金魚や熱帯魚が「白点病」という病気になっているかもしれません。

家で飼う淡水魚をがもっともかかりやすいと言われる「白点病」という病気は、金魚や熱帯魚の体にポツポツと白い斑点が出てくる病気です。

白点病は死に直結する病気ですので、「あれ?おかしいな…」と思ったらすぐに対処してあげることが必要になってきます。

白点病 治療

今回は、金魚や熱帯魚が白点病になった時の対処法や治すための方法についてご紹介します。

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白点病の対処法とは?白点病はうつるの?

金魚や熱帯魚がかかる「白点病」という病気は、ウオノカイセンチュウという原生動物の繊毛虫が金魚や熱帯魚に寄生することによって引き起こされる病気です。

宿主である金魚や熱帯魚に寄生することで、ホロントと言われる寄生虫の幼虫のような状態になり、栄養を吸い取ってシストと言われる成虫の状態になって金魚や熱帯魚から離れていきます

このウオノカイセンチュウが金魚や熱帯魚に寄生している状態のとき、白い点のように見えるので「白点病」と言われています。

このウオノカイセンチュウは、約1週間程度のサイクルで繁殖を繰り返すと言われており、ホロントからシストになって体から離れ、また寄生するを繰り返すので、水槽内の金魚や熱帯魚に広がるのはアッという間です。

ですので、普段から金魚や熱帯魚をよく観察して、いつもと違う症状が見られたら対処をしていくことが必要になってきます。

それでは下記に「白点病」の症状についてご紹介していきますね。

白点病の症状とは?

初期の段階は、寄生虫が体表粘膜の奥深くに侵入することで、金魚や熱帯魚は痒みを感じ、水槽内の硬い場所(水草や底砂利など)に体をこすりつけるような動作をします。

場合によっては、金魚や熱帯魚の目やヒレなどが白く濁ってくることもあります。

その後、金魚や熱帯魚の体に0.5~1㎜程度の白い点が1~数個程度現れ始めます。

この白い点は、夕方~深夜、早朝にかけての時間帯に見られることが多いと言われていますが、必ずではありません。

白い点が見えたり、消えたりするのは、幼虫から成虫になったウオノカイセンチュウが金魚や熱帯魚の体から離れる直前に現れるので、消えているからと言って治ったというわけではありません

ですので、この段階では白い点が見えたり消えたりを繰り返すので、症状に気づきにくいことも多いものです。

次の段階では、1~数個程度の白い点が別の場所に移ったり、同じような場所で数が増えたりし始めます。

この段階は中期で、引き続き痒みで体をこすりつけたりしていると思いますが、さらにエサを食べなくなったり、呼吸が早くなっったりし始めます。

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この中期を過ぎると、白い点の数がグッと増えてしまいますので、見えたり消えたりのタイミングが分かりずらく、ずっと白い点が見えることもあります。
テトラ 白点病
この状態は、寄生虫が異なるタイミングで離れているので、見た目にはずっと白い点が消えていないように見えます。

さらに進んだ後期の症状としては、呼吸が早く、エサも食べなくなります

また場合によっては、金魚や熱帯魚の体の表面粘膜が白濁し、剥がれてボロボロになることもあります。
出目金 白点病
体力のある金魚や熱帯魚であれば、白点病にかかったとしても回復することもありますが、症状が進行すればするほど、エサを食べなくなるので、体力や元気がなくなり回復する見込みがグンと減ってしまいますので早めの対処が必要になってきます。

白点病になった時の対処法とは?

上記では、金魚や熱帯魚が白点病になった時の症状などは、なんとなくわかっていただけましたか?

では、「金魚や熱帯魚の様子がおかしい…白点病かも…」と感じたときの対処法についてご紹介していきますね。

白点病の対処法は、白点病の原因であるウオノカイセンチュウを駆除することが前提となりますが、このウオノカイセンチュウには以下のような特徴があります。

●約1週間程度で繁殖を繰り返す
●熱に弱く、寒さに強い
●金魚や熱帯魚に寄生中と、成虫時は薬物への耐性が強い

というような特徴があります。

ですので、これらを踏まえて対処していくことが基本になってきます。

ただし、白点病の原因であるウオノカイセンチュウは、常在中ですので完全に駆除することはできません。

白点病の疑いがある金魚や熱帯魚を隔離する
ウオノカイセンチュウは、約1週間を周期に【寄生→成長→繁殖】を繰り返しますので、放っておくとアッという間水槽内にウオノカイセンチュウが増えてしまい、元気な金魚や熱帯魚まで感染してしまう可能性が高まります。

ですので、症状が見られた場合は、金魚や熱帯魚を別の容器に隔離して治療を行うようにします。

水槽にヒーターをつける
ウオノカイセンチュウは、25℃以下の低水温を好みますので、水槽にヒーターを入れて28℃~30℃以上に水温を上げるのも効果的です。

また、温度を上げることでホロントからシストへの成長を促すことができ、短期間でウオノカイセンチュウを金魚や熱帯魚の体から離すことができます。

ただし、金魚や熱帯魚にストレスがかからないように水温を上げるときは、1日1℃程度などゆっくり上げるようにしましょう。

塩水浴をさせる
淡水魚である金魚や熱帯魚に塩水浴をさせると聞くと「えっ!」となりますよね…私もそうでしたが、これにはちゃんとした理屈があります。

まず、塩による殺菌効果が期待できることです。塩分に弱い病原体などには効果があり、様々な病気の初期症状に効果的です。

そして、金魚や熱帯魚自体の塩分濃度は0.5~0.6%と言われており、金魚や熱帯魚と水槽の塩分濃度を合わせることで、金魚や熱帯魚の浸透圧の調整がしやすく、体力の消耗を防ぐことができますので、塩水良くさせるときの塩分濃度は0.5~0.6%に調整してください。

それ以上だと、金魚や熱帯魚に負担が大きく、それ以下だとあまり意味がありません…

また、塩には新陳代謝を活性化させる効果もありますので、傷の回復などを早めることができます。

ただし、水草などは塩水に弱いため取り除いておきましょう!

薬湯させる
ウオノカイセンチュウが寄生している最中は、どの様な治療を行っても効果はありませんが、寄生前では、市販されている薬で薬湯させることはとても効果的です。

ただし、上記でもご紹介した通り、ウオノカイセンチュウは約1週間程度をサイクルとして活動しますので、短くても1~2週間以上薬湯させなければ意味がありません。

また、薬湯に使う薬も3~6日程度で効果が薄れてきますので、薬を入れてから3~5日程度で、再度薬を入れましょう。

尚、ろ過フィルターなどを使用していると薬がろ過されてしまい効果が薄れてしまいますので、ろ過フィルターをはずしてください。

別の容器で薬湯させるときは、小まめに(1~2日程度)に水替えを行いましょう!水中に酸素が不足したり、アンモニア濃度が高くなるなど、金魚や熱帯魚にとって悪い環境になってしまいますので、良くなるはずが逆に金魚や熱帯魚に負担を与えてしまいます。


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金魚や熱帯魚の白点病に効果のある薬は?

それでは、白点病に使う市販薬をご紹介します。

メチレンブルー
このメチレンブルー水溶液は、観賞魚の病気の中でよく見られる白点病、尾ぐされ症状、水カビ病に対して効果があります。

グリーンFリキッド
グリーンFリキッドも、観賞魚の病気の中でよく見られる白点病、尾ぐされ症状、水カビ病に対して効果があり、外傷などの治療にも効果があります。

ニューグリーンF
ニューグリーンFは観賞魚の白点病、尾ぐされ症状、水カビ病に対して効果があり、細菌性感染症の治療にも効果があります。

ニューグリーンFを飼育水の中に直接投薬し、病魚を薬浴させましょう。

フレッシュリーフ
観賞魚の白点病、尾ぐされ症状、水カビ病、外傷や細菌性感染症などの治療に効果的です。

また、水草を枯らさないため、飼育水槽に直接投与して使うことができます。

まとめ

白点病の原因であるウオノカイセンチュウを全滅させることはほとんど不可能と思っておいた方がいいです。

ですので、金魚や熱帯魚に出来るだけストレスを与えずに、ウオノカイセンチュウを繁殖させない環境を作ることが一番の予防になります。

そのために、普段から水槽の掃除やろ過能力の高いフィルターなどを使うことも有効です。

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