汗や皮脂が増える暑い季節に気を配りたいのが、ニオイケア。
約8割の男性が、30代から40代の間でカラダがニオうといわれ、30代頃から「ミドル脂臭」というアブラっぽいニオイを発し始め、40代前半でピークを迎え、そして次に「加齢臭」が発生するとされており、この世代にとってニオイケアは必要不可欠な最低限のエチケットともなっています。
特に、最近増えてきているのが体に疲れがたまると多くなる「疲労臭」とよばれるもので、ストレス社会で生きる現代ならではの体臭となってきています。
今回は、40代に多い臭いとして、疲労臭の原因は?どんな臭い?対策法ってあるの?についてご紹介します。
40代に多い臭い 疲労臭の原因は?
40代に多いとされる疲労臭。
一般的な体の臭いは、皮膚の表面に残った汗や皮脂に細菌が繁殖することで作り出されます。
しかし疲労臭は、アンモニアのような成分が体の中から出てくるのが特徴となります。
通常、体内のたんぱく質が分解されてできるアンモニアは、肝臓で尿素に変わり、腎臓ですくい取られて尿として排出されます。
ですが、肝臓や腎臓の働きが弱くなることで、通常尿として排出されるアンモニアが血液中に流れ出し、汗とともに分泌されることで汗自体がアンモニア臭が強くなってしまうのです。
肝臓や腎臓の機能低下は病気が原因の場合もありますが、疲労の蓄積やストレス、飲酒、肉食などがその原因とされています。
アルコールの過剰摂取は肝臓に負担をかけますし、肉食ばかりでバランスのよくない食事はたんぱく質過多になり腎臓に負担をかける結果になってしまいます。
また、体に疲れがたまることでも肝臓の働きは弱まるため、体内でアンモニアを分解する能力が低下してしまいます。
このように疲労臭の原因は、体に疲れがたまることで肝機能が低下しやすくなり、汗が疲労臭に変わってしまうのです。
疲労臭が発生しやすい原因
- 疲労の蓄積
- ストレス
- 飲酒
- 肉食
- 便秘
- 肥満ぎみ
肉体疲労も体内の代謝が低下させやすくなります。
精神的疲労も体内の代謝を低下させやすくなります。
大量のアルコールは肝機能を低下させやすくなります。
アンモニアは肝臓で尿素に変わりますが、一定量を超えると汗などの汗腺からも出るようになります。
体内に滞留した便がアンモニアを発生させ、血流に乗り汗などの汗腺からも出るようになります。
脂肪肝の場合、肝機能が低下しやすくなります。
疲労臭ってどんな臭い?
疲労臭は、アンモニアのような成分が体の中から出てくるのが特徴のため、アンモニア独特の鼻をツクようなツンとした臭いを発します。
具体的に言うと、おしっこのようなニオイが一番近いかもしれません。
「疲れがたまってきてるな。」と感じたら、カラダのニオイにも変化があるかもしれません。
いつも以上にきついニオイを発しているようであれば、疲労臭の可能性もあるので要注意ですよ!
40代に多い臭い 疲労臭の対策法ってあるの?
体臭が発生しやすい場所は皮脂腺が多い場所ともいわれます。
皮脂腺が集中している部位
皮脂腺が集中する部位は、特に丁寧なケアを心がけるようにしましょう。
特に、腋などは男性の場合、毛が密集しており通常でも蒸れやすい状態になりがちです。細菌などは「高温多湿」を好むため、蒸れやすい腋などのケアは特に気を配りたいところかもしれません。
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疲労臭の改善方法
- アルコールの過剰摂取を避ける
- 暴飲暴食をやめる
- 規則正しい生活
- バランスのよい食生活を心がける
- 過度の筋肉疲労を避ける
- ストレスをためない
- 睡眠時間の確保
- 適度な運動
皮膚の表面に残った汗や皮脂に細菌が繁殖することで作り出される一般的な体臭。
この細菌は弱酸性の環境を嫌い、アルカリ性を好みます。
脂っこい食事を頻繁にしていると皮脂が増え、その皮脂を食べて細菌が繁殖し、肌がアルカリ性に傾いてしまい、これにより菌の働きが活性化しやすくなり臭いやすい体質になってしまいがちに。
脂肪分の少ない食事で肌を弱酸性に保つにもニオイ対策としてはおすすめです。
また、腸内環境を整えることも体臭対策としては有効です。
体臭は皮膚の上でばかり発生するわけではなく、体内でも発生します。たとえば、長時間便秘の際、腸内には悪玉菌が増殖し、インドールやスカトールといった糞便臭の元となる臭いの成分が血液に運ばれ、皮脂腺や汗腺から分泌されてしまい、強烈な体臭となってしまう原因ともなります。
腸内環境を整えることは大切で、整えるためには、肉ばかり食べずに腸の善玉菌のエサになる食物繊維や善玉菌を後押しするヨーグルトなどを毎日食べるなどの対策もおすすめです。
まとめ
疲労臭は、文字通り、体の疲れが引き起こすものですので、極力疲れをためないことが大事になります。
現代社会ではストレスなども多く、肉体的疲労よりも精神的な疲労によって、疲労臭が引き起こされる場合も多くなっています。
疲れたなと思ったら休養を取ることも大切です。
たまには自分の体と向き合って、疲労回復に取り組んでみるのもいいかもしれませんよ。