1月の第2月曜日に行われる「成人式」。
名実ともに大人の仲間入りする人生の節目のお祝いごとでもありますね。
そんな慶事でもある成人の日を迎え、「成人祝い」などをいただいた方もいらっしゃるかもしれません。
「成人祝いのお返しってどうしたらいいのかな?」
お祝いをもらいっぱなしで音沙汰なしでは失礼なもの。正しいマナーで対応したいものですね。
今回は、成人祝いのお返しのマナーについてご紹介します。
成人祝いのお返しは必要?
成人のお祝いは身近な人で祝ってあげるのが一般的なため、祖父母や両親のきょうだい、日ごろ仲良くしている人などからお祝いをいただくことがあるかもしれません。
成人式のお祝いをいただいたときには、身内の場合には基本的にお返しの必要はないといわれていますが、成人祝いをもらった本人がお礼状を書き、謝意を伝えることがマナーとされています。
また、身内以外の人からお祝いをいただいた場合には、関係に応じて「内祝」としてお礼の品を贈ります。
成人式のお祝い お返しはいつまで?
お祝いのお返しをする時期は、成人の日である1月の第2月曜日を基準に、一週間以内までにお返しできるようにします。また、遅くともその月内には先方にお返しの品が届くようにするのがマナーです。
お返しは早いに越したことはないので、失礼のないよう早めに行動するようにしたいものですね。
成人祝いのお返し のしの書き方は?
成人式のお祝いのお返しには、きちんと熨斗紙をかけて贈るのがマナーです。
「のし紙」をつける事は「品物をより丁寧に贈る」という証になりますので、豪華なラッピングで包むよりも格式が高くなります。
熨斗の種類は、慶事ですので「祝いのし」を用います。水引は紅白の蝶結びのものを使用します。
ポイント
表書きの書き方は、上段に「内祝」、「成人内祝」、「成人記念」、「御礼」などとし、下段の名入れには、子どもの名前をフルネームで書くようにします。
成人祝いのお返し お礼の手紙の例文もご紹介!
成人祝いをもらいっぱなしで音沙汰なしでは失礼なもの。
成人祝いのお返しを贈る場合には、品物と一緒にお礼状も添えるとより丁寧ですし、先方も嬉しいものです。
また、身内の人からのお祝いの品に対しても、きちんとお礼状を書き、謝意を伝えることが成人としてのマナーです。
下記にお礼状の例文をご紹介しますのでご参考までに。
成人祝いのお礼状の例文①
こうして無事に成人式を迎えることができたのは、伯母様をはじめ、多くの方々が温かく見守ってくださったおかげだと心から感謝しております。
本当に、ありがとうございます。
これからは、大人としての自覚を持ち、責任ある行動を心がけ、社会人として恥ずかしくない日々を過ごしてまいりたいと思います。
まだまだ未熟な私でございますが、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻の程、お願い申し上げます。
時節柄、どうぞご自愛くださいませ。
最初から感謝の言葉を書き、率直に謝意をあらわします。
お礼状は、とにかく早く出すことが大切です。お祝いの品やお祝い金をいただいた場合は、できるだけ早くお礼状を書き、3日以内(遅くとも1週間以内)に送付するようにしましょう。
成人祝いのお礼状の例文②
先日は、私の成人式に際し、お祝いのお言葉をはじめ、お祝いを賜り、誠にありがとうございます。
いただいたお祝いで○○を買わせていただきました。末永く大切にさせていただきます。
成人に際しいただいた、お祝いのお言葉やあたたかい励ましのお言葉は、大きな勇気と力を与えてくださいました。
お言葉のひとつひとつを胸に刻み、大人としての自覚と責任の重さをかみしめながら歩んでまいります。
未熟な私でございますが、どうか、厳しくあたたかいご指導のほどを、よろしくお願いいたします。
これから寒さも増してまいります。お体ご自愛ください。
略儀ながら、書中をもちまして、お礼のごあいさつを申し上げます。
敬具
ポイント
まだ、未定の場合には、「有効に使わせていただきます」などとするとよいでしょう。
成人祝いのお礼状の例文③
先日は、私の成人式に際し、お心の込もったお祝いの品をいただきまして、まことにありがとうございます。
いただいた○○をさっそく使わせていただきました。シンプルなデザインでとても使いやすく、過分なお心づかいをちょうだいして恐縮しております。
末永く大切に使わせていただきます。
こうして無事に成人式を迎えられ、大人としての第一歩を踏み出すことに、大いなる喜びとともに、身の引き締まるような責任を感じております。
今後は、大人社会の一員として自立した生活を送らねばと、自分を戒めているところです。
まだまだ未熟な私ですが、今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
敬具
ポイント
まとめ
一生に一度しかない成人のお祝い。
大人の仲間入りの門出をお祝いしてくれる方々に、大人として誠意ある対応でお礼の気持ちを伝えたいものですね。