故人を偲んで遺族や親族が集まり、故人を供養する「法要(法事)」。
施主から案内を受けた人だけが参列するのが基本なので、招かれたらできるかぎり出席するようにしましょう。
「法事のときの香典の金額の目安は?」
「法事に夫婦で出席する場合は、いくらぐらい包めばいいの?」
法事に招かれた場合に、気になるのが香典について・・・。
今回は、法事に出席するときの香典のマナーとして、香典の金額の目安は?夫婦で出席はいくら包む?などについてご紹介します。
法事に出席 香典の金額は?
葬儀や告別式がすんだら、それぞれの宗教にならわしにしたがって法要や追悼儀礼が営まれます。
仏式の場合なら、四十九日や一周忌、三回忌と続きます。
これらの法要は、遺族や親族で行うのが一般的ですが、家族ぐるみのお付き合いがあったり、故人と深い関わりのあった人には、参列を依頼される場合もあります。
法要や追悼儀礼は、案内を受けた人だけが参列するのが基本なので、招かれたらできる限り出席するのがマナーでもあります。
法事と法要の違いとは?
法要は一般に「法事」と呼ばれていますが、厳密にはお経をあげてもらう供養を「法要」と呼び、供養のあとの会食まで含むものを「法事」と呼びます。
法要に出席する際は、仏式なら線香、ろうそく、菓子、神式ならお酒、果物などの供物や供花を持参します。
最近は、供物よりも供物料(現金)を包むことが一般的になりました。
なお、キリスト教では本来、お金を包む習慣はありませんが、日本式にならい「御花料」を贈ることが多いようです。
法要に出席する場合の香典の金額の相場は?
供物料として現金を包む場合の金額は、いずれの宗教の場合も、香典の半額が目安といわれています。
式のあとの会食や引き物(おみやげ)代などの費用を考えると、1~2万円包むのが一般的です。
ポイント
供物料の不祝儀袋の種類や表書きは?
仏式では、葬式、法要ともに、水引は結びきり、色は関東では黒白、関西では黄白、または双銀、のしなしの不祝儀袋を用います。
神式の葬式、法要も仏教に準じますが、絵柄のないものにします。
キリスト教では、袋に十字架やゆりの模様が印刷された専用の不祝儀袋か、白封筒を用います。
御香典
御供物料
御香料 など
※四十九日忌前は「御霊前」、後は「御仏前」とします。
御神饌料
御神前
御悔 など
※カトリック、プロテスタントとも
法事に出席 香典の金額は?夫婦で出席はいくら包む?
供物料として現金を包む場合の金額は、いずれの宗教の場合も、香典の半額が目安といわれ、1~2万円程度包むのが一般的です。
法事に夫婦で出席する場合の供物料の金額の目安は、2~3万円程度お包みするのが一般的となっています。
ポイント
まとめ
法事や法要に出席する場合は、供物料として現金を包むのが一般的になっています。
上記にご紹介した金額の目安をご参考に、「少ないかな?」と思ったときは、多少多めに渡すようにすると、後々気兼ねがないかもしれません。