梅雨に入るとみなさん一番困る悩みは「洗濯物」。
雨が続いて洗濯物を外に干せないのはもちろんですが、部屋に干しても臭いが気になってしまいます。
梅雨の時期はおおよそ1ヶ月半の期間にも及びます。
1ヶ月半もの間、洗濯物を溜めておくことなんて無理な話です。
かと言って、毎日乾燥機にかけるにしても、電気代などお金がかかって仕方ありません。
そこで考えるのは、極力お金をかけず、効果的に、梅雨の時期の洗濯物対策をするか?ではないでしょうか?
今回は、そんな梅雨の時期の洗濯物対策についてご紹介します。
梅雨の洗濯物対策
梅雨の時期の洗濯物対策としてのポイントは2つです。
- ①洗濯の仕方
- ②洗濯物の乾かし方
上記2点について、梅雨の時期ならではの対策を行って、梅雨の洗濯物の悩みを効果的に解決しましょう。
ガンコな汚れや汗は洗濯機に入れる前に落とす
ガンコな汚れが付いた洗濯物を他の洗濯物と一緒に入れて洗濯してしまうと、汚れや汗の菌などが他の洗濯物にも移ってしまいます。
ガンコな汚れが付いた洗濯物は、手間は掛かりますが、洗濯機に入れる前に個別に汚れを落とすだけでも、臭いの原因の対策になります。
食べこぼしなどの汚れ対策
お子さんがいるご家庭などでは、食べ物の汚れが多かったりしませんか?
その場合は、「台所用洗剤」が一番です。
食べ物の汚れが落ちにくいのは「油」が原因の場合が多いんです。「台所用洗剤」は、「油汚れ」に強いので、食べ物汚れに効果的なんです。
まずは、汚れが付いた箇所に乾いたままの状態で「台所用洗剤」をつけます。(※濡らしてしまうと汚れが広がってしまうので注意しましょう)
そして、しばらく置いておきます。繊維に染み込んだ油汚れが浮いてくるのを待ちます。
しばらく置いておいた衣類を水(できればお湯のほうが効果大)で洗い流します。
この際に、汚れがひどい場合は、もう一度汚れの箇所に「台所用洗剤」を付け、もみ洗いをします。汚れが落ちるまで数回繰り返します。
汚れが沈着してしまわないよう、汚れた場合は、出来ればすぐにこの作業をすれば、大抵の汚れは簡単に落ちます。
食べ物汚れが落ちた衣類は、それで終わりではなく、洗濯機に入れて丸洗いしましょう。
ガンコな汗汚れの対策
汗が付いた洗濯物は、臭いものです。この臭いの原因は汗の雑菌によるものです。
その場合効果的な対策は「除菌」です。
色柄物にも使える「酸素系漂白剤」を使います。
40℃ぐらいのお湯に「酸素系漂白剤」を入れ、汗汚れが付いた洗濯物を15分程漬けておきます。
汗汚れが落ちた衣類も、それで終わりではなく、洗濯機に入れて丸洗いしましょう。
少し手間は掛かりますが、洗濯機に入れる前に汚れや除菌を徹底することで、他の洗濯物への影響を抑えることができます。
梅雨の洗濯!洗剤を工夫するだけでも違いが出る!
普段、洗濯する際にどんな洗剤を使用していますか?
梅雨の時期は、洗濯物が乾かないので雑菌が繁殖し、その雑菌が原因でニオイが出てしまいます。
現在では、「抗菌」作用があるものや「消臭」機能が付いている洗剤も売られています。
普段はあまり気にせず使用している洗濯用洗剤も、梅雨の時期に合わせた洗剤を選ぶだけで対策になりますよ。
酸素系漂白剤をプラスすることで効果的
汗汚れ対策でご紹介した「酸素系漂白剤」は、普段の洗濯にも活用できます。
梅雨の時期の洗濯物の一番の悩みは、「ニオイ」。
「ニオイ」の原因は菌の繁殖です。この「菌」を効果的に死滅、抑えるだけでも、梅雨時期の洗濯物のニオイ対策になります。
「酸素系漂白剤」は、ガンコな汚れを落とすだけかと思われがちですが、「除菌」や「消臭」効果も抜群なんです。
普段の洗濯の際に入れる洗濯用洗剤と一緒に「酸素系漂白剤」も入れます。これだけで、「除菌」や「消臭」効果がある洗濯ができます。
香水のような良い香りがする柔軟剤を大量に入れて「ニオイ」対策をする方もいますが、それでは「ニオイ」の原因の「菌」を退治することはできません。
柔軟剤でごまかすよりも、しっかりとした「菌対策」をすることで、梅雨時期のニオイ対策になります。
梅雨の洗濯!乾燥の仕方を工夫するだけでも効果的!
梅雨の時期の洗濯物対策としてのポイントの「①洗濯の仕方」は上記の通りです。
では次のポイント、「②洗濯物の乾かし方」についてご紹介します。
梅雨の時期の洗濯物対策として、洗濯物を乾燥させるために「乾燥機」を使う方もいらっしゃると思います。
でも、洗濯はほぼ毎日のことですので、極力節約しながら行えることに越したことはありません。
ここでは、極力お金を掛けずに行える「洗濯物の乾かし方」に特化してご紹介します。
洗濯物を乾かす前に「脱水」を徹底する
洗濯が終わってそのまま干すよりも、もうひと手間掛けてみましょう。
通常の洗濯が一通り終わったら、もう一度「脱水」だけ行ってください。
梅雨の時期は、湿度が高いので洗濯物も乾きにくいものです。
衣類に付いた水分を極力絞り出すことで、乾かす時間も短縮できますし、乾かす時間が早ければ、嫌なニオイの原因となる「雑菌」の繁殖も防ぐことが出来ます。
洗濯物を乾かすのに効果的なのは「風」
意外に多いのが、洗濯物を乾かす時に「熱」を与える方法が効果的だと思っている方が多いようなのですが、それは間違いです。
温度が低くても洗濯物は乾きます。
洗濯物を乾かすのに効果的なのは「風」なのです。
こんな経験はありませんか?
風が強い曇り空の下、洗濯物を干して、普段と変わらず洗濯物が乾いていたこと。
曇り空なので、太陽の力は無いのですが、強い風が洗濯物を乾かしてくれているのです。
これを踏まえて抑えておきたいポイントは、洗濯物を乾かす方法として「風」の力を利用することです。
梅雨の時期は、外に干すことができません。
その場合は、室内(部屋の中)に干すことになります。
この時にポイントの「風」を利用します。
洗濯物を室内に干し、「扇風機」で風を当てます。
この時に注意するのは、1ヶ所に風を当てるのではなく、「扇風機」の「首振り」などを使って「風を通す」、「風を循環」させることを心掛けます。
この「風」によって、衣類に付着した水分を蒸発させるのです。
洗濯物を乾かす時に干し方も工夫する
上記のように、「風」を利用することで水分を素早く蒸発させるのですが、ただ闇雲に「風」を送るだけでは、効果は微妙です。
「効果的」にするためには、複数の「効果」を複合的に用いることで「効果的」になります。
「風」の力を「効果的」にするために、「干し方」を考えます。
ビッシリ重なった洗濯物に風を当てても、どうなるでしょう?
逆に、少ない洗濯物に風を当ててみるとどうなりますか?
少ない場合、洗濯物が風に揺れて、風が当たっていることを目で見ても確認することができると思います。
洗濯物がビッシリ重なった状態では、洗濯物同士の間隔が狭く、風の効果を半減させているのです。
これを踏まえると、洗濯物の量は少ないに越したことは無い。ということです。
こまめに洗濯する
必然的に1回の洗濯物の量が減ります。
これは、汚れや汗が付着した衣類の雑菌の繁殖を防ぐこともできますので、梅雨の時期には心掛けるべきでしょう。
洗濯物を干す時は、間隔に注意する
意識して、洗濯物同士の間隔を広めに干すことで、風の効果を「効果的」に変えてあげるのです。
洗濯物を乾かす工夫として「除湿器」を使う
上記のような、洗濯の仕方、乾かす方法を工夫するだけでも従来より効果があると思います。
そこに、もう一つ工夫できるならば、「除湿器」を使う方法です。
今、ご家庭に「除湿器」がある場合は、プラスして使ってください。
洗濯物を干す時に、「除湿器」も稼働させておくだけです。
室内で洗濯物を干す場合、蒸発する水分が空気中に溢れます。
外で干している場合は、外気によって空気中に放散されますが、室内では、逃げる場所がないので、湿度が上がってしまいます。
湿度が上がれば、室内の空気自体が水分が多い状態ですので、乾きも遅くなってしまいます。
そこで、「除湿器」を使って空気中の水分を取り除くだけでも効果的になるのです。
でも、家に「除湿器」がない方もいらっしゃるかと思います。
その場合は無理して「除湿器」を買わなくても同様の方法を考えれば大丈夫です。
例えば、「窓を開ける」
部屋の中に水分が溜まらないように、窓を開けて、外気を通すことによって湿度を下げます。
空気の逃げ道を作ってあげるという考え方です。
でも残念なことに、梅雨の時期は、外も湿度が高いものです。
窓を開けても効果的に湿度を下げることはできないかも知れません。
そこで、もう一つ。
「部屋中のドアをオープンにして循環させる」
室内に干す場合、大半の方が部屋の一室を使って干すと思います。
その時に干す部屋のドアをオープンにしておき、他の部屋のドアもオープンにする方法です。
空気中の湿度の割合を下げるという考え方ですね。
もし部屋一室の湿度の割合が、「5/10=1/2=50%」あるとして、
その部屋の大きさを広げてあげる(ドアをオープンにすることで空気の広がりができます)ことができれば、
「1/2→1/10=10%」に、といった具合に湿度の割合を下げる、拡散することができます。
そして、効果的に近づくために、「換気扇」などを付けて、室内の湿度がこもることを防ぎ、家中の空気を循環させるのも一つの方法です。
このような方法で、湿度対策を工夫してみることも、梅雨の時期の洗濯物対策として効果がありますよ。
まとめ
梅雨の時期の洗濯物対策として、極力お金を使わず工夫の仕方で対応する方法をご紹介しました。
梅雨の時期は、ジメジメとして気分が晴れない時期でもあります。
ちょっとした工夫を楽しみながら、梅雨の時期を乗り切りましょう!