新年を迎えると
などなど、様々な願い事をしに初詣に行く方も多いものです。
上記のように「今年1年のご利益を授かりたい!」と神様に参拝しますが、正しい参拝方法がわからないので、周りの人のマネをして参拝される方もたくさんいます。
人に頼みごとをする時は、失礼のないように振舞うのと同じように、神様にお願い事をする時も正しい作法でお願い事をする方がご利益を授かりやすいと思いませんか?
今回は、初詣で神様のご利益を授かるお参りの作法についてご紹介します。また、 手水やおみくじなどの作法についても併せてご紹介しますね。
初詣のお参りの作法は?
毎年、たくさんの方が初詣に行き、様々なお願い事を神様にお願いしますが、ご利益を授かる人とご利益を授からない人がいるのをご存知ですか?
実は、初詣でご利益を得る人は、正しい作法に乗っ取ってお参りをしていることが多いんです!!
そこで、下記にご利益を得ている人が行っている初詣の参詣作法についてご紹介します。
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出来れば清潔感のある服装を心掛けるのがおすすめです。
氏神様とは、祀られている土地に住む人々を守ってくれる神様のことです。
土地に根付いている氏神様ですので、住んでいる地域の人はご利益を授かりやすいと言われています。
また、最初に氏神様にお参りしておくと、他の神社を訪れたときにご利益が授かりやすいように神様同士で「橋渡し」をしてくれるとされており、他の初詣に来た人よりもご利益が授かりやすくなると言われています。
氏神様にお参りをした後は、自分の願いにご利益がありそうな神社や行きたい神社やお寺にお参りに行くことは問題ありません!
その際、神社の一番外にある「一の鳥居」から順に進んで参道へと入るのが基本です。
「一の鳥居」より内側にある鳥居は、順に「二の鳥居」「三の鳥居」といいます。
因みに、鳥居の前で一礼することを「一揖(いちゆう)」と言います。
また、参道ではゆっくりと歩き、神様に拝礼するための心の準備を行いながら歩きましょう。
手水舎…「ちょうずや」「ちょうずしゃ」「てみずや」「てみずしゃ」などと読みます。屋根のある手水場のことで、屋根がなければ手水場(ちょうずば・てみずば)と言います。
初詣 手水舎での作法は?
②備えてある柄杓(ひしゃく)でとり水を汲みます。
※柄杓に水を汲むのは最初の1度だけですので、使いすぎないように気をつけてくださいね。
③最初に左手を洗います。
④次に右手を洗います。
⑤左手で水を受けて、その水で口をすすぎます。
※柄杓に直接口をつけるのは重大なマナー違反になりますのでご注意を!
⑥左手を洗い流します。
⑦柄杓を縦にして、柄杓に残った水で持ち手を洗い流し、元の位置に戻します。
⑧最後に軽く一礼して終わります。
初詣 正しい参拝方法は?
参拝するにあたり、まずは拝殿(神様)に軽く一礼して挨拶をします。
②鈴を鳴らす
最初の一礼が終わったら、縄や布を揺らして鈴を鳴らします。鈴の音は邪気を払うとされていますので、しっかりと鳴らしましょう。
③お賽銭は静かに入れる
お賽銭は、もともとお金ではなく、海の幸や山の幸、お米を白紙で巻いて包んだ「おひねり」を御神前に供えていましたが、貨幣の普及にともなってお金をお供えするようになったのが始まりとされています。
ですので、お賽銭はお供え物の代わりですので、お供え物を投げることはありませんよね。お賽銭を乱暴に投げ入れるのは避け、そっと静かにお賽銭箱に入れるようにしましょう!
④二礼二拍手一礼
神社での参拝は、「二礼二拍手一礼」が基本中の基本です。
祭殿に向かって深くお辞儀を2回行い、胸の高さで手を合わせ音を鳴らすように2回拍手し、祈願し、最後に深くお辞儀を1回行います。
祈願するときは、「願掛け」ではなく「誓い立てる」のが正式な祈願方法です。
神様に自分の目標や願い事を宣言することで意識を願い事に向けて邁進できるようにするのが正しい祈願の方法です。
また、祈願するときは、自分の住所・名前・感謝を伝えた後で願い事を伝えるようにするようにしましょう。
以上が、初詣の正しい参拝方法です。
また、より願いを届けたいと思うのであれば、「昇殿参拝」を行うのもおすすめです。
「昇殿参拝」とは、初穂料を納めてから拝殿に上がって祈祷してもらうことで、本来はこの「昇殿参拝」が正式な参拝方法になります。
「昇殿参拝」は、ご利益が大きいとされますので、どうしても叶えたいことがあるときなどはおすすめです。
初詣 おみくじなどの参拝時の作法をご紹介!
初詣に来た時に、先におみくじを引いたり、お守りや御朱印をもらいにいこうとする方がたまにいらっしゃいますが、初詣に来たら最初に神様に挨拶をするのが先決ですので、おみくじを引いたりお守りを買ったりは後にして下さいね。
おみくじを引くときの作法は?
初詣に行くと、今年の運勢を占うために「おみくじ」を引く方もとてもたくさんいます。
作法というほどではありませんが、おみくじを引くタイミングや引いた後のおみくじをどうするのかなどご紹介しておきますね。
おみくじを引くタイミングは、参拝を済ませた後です!上記でもご紹介しましたが、まずは神様にご挨拶をしてからおみくじを引きましょう!
おみくじは、私たちの心に指針を与える神様からのメッセージカードと言えるものです。
【大吉】なら喜んで、【凶】であれば凹んでしまったりしてしまいます。
しかし、本来「おみくじ」は占いではありませんので、今年1年の運勢を予言するものではなく、今年1年をどのように過ごせばいいかを表す指針なんです。
ですので、万が一【凶】がでても悪いことが起こるというわけではなく、「気をつけて今年1年を過ごしなさいね」という神様からのメッセージなんです。
もちろん【大吉】が出たからと言って、今年1年順風満帆に過ごせるという確約ではありません。
おみくじを引いて出た運勢を心の指針にして過ごすことが大切なんです。
もちろん、気の問題もありますので何度引いても問題ありませんが、出た運勢は変えることができませんので、ありがたい教訓として前向きにとらえてみてはいかがでしょうか。
また、読んだ後のおみくじは良い結果の場合は財布などに入れて持ち歩き、悪い結果であれば境内の木やおみくじ結びの場所に結びつけて帰るといいとされますが、吉凶に関わらず今年の指針として持ち帰るのもいいかもしれませんね。
お守りの作法は?
お守りは、おみくじと一緒に購入することが多いものですね。最近では様々な種類が販売されていますので、お気に入りのお守りが見つかりやすくなっていますね。
お守りは、携帯するものですのでなるべく普段でも身の回りに持っておくのが基本ですので、部屋で飾るのはもったいないですよ。
普段使うカバンに入れて持ち歩いたり、スーツのポケットに入れて携帯するなど持ち歩くことで運気がアップします。
また、普段持ち歩くものですので汚れたりすることもありますが、汚れたからと言って運気が逃げるわけではありません。
ただし、お守りは使っているうちにパワーが減ってきますので、およそ1年を目安に頂いた神社に返しに行くのがいいでしょう。
メモ
御朱印を頂くときの作法
御朱印を頂くときも、先に参拝してから貰いに行きます。
作法としては、御朱印所(社務所や寺務所など)に行き御朱印帳の御朱印を頂くページを開いて「よろしくお願いします。」と挨拶してからお願いしましょう。
また、御朱印は1枚300円~のところが多いので、事前に小銭を作っておくなどして、お釣りの無いようにしておくと喜ばれます。
神社やお寺によっては、御朱印が複数ある場合もありますので、頂きたい御朱印をはっきり伝えるようにしましょう。
尚、1度に複数枚の御朱印をお願いすることもOKです。
初詣の時など、その期間限定の御朱印を頂ける場合もありますので、御朱印所は長蛇の列になることもありますが、順番を守って列からはみ出さないようにしましょう。
メモ
まとめ
いかがでしたか?
今回は、初詣でのご利益を授かるお参りの作法についてご紹介します。また、 手水やおみくじなどの作法についても併せてご紹介しました。
神様からのご利益を授かるには、正しい作法で失礼のない振る舞いをすることが大切です。
人に対してもそうですが、失礼な態度をとっている良いことが起こらないのと同じですね。
そう考えると、神様だけでなく周りの人に対しても真摯に向き合うが必要かもしれませんね。