新しい場所での新生活。
引越しやお部屋の片づけなどいろいろと忙しいものですが、忘れてはいけないのがご近所への「ご挨拶まわり」。
ご挨拶にまわる際には、「ご挨拶ギフト」として手土産を持って伺うのがマナーです。
今回は、引越しのご挨拶ギフトの相場や、もらって嬉しいギフトや熨斗などについてご紹介します。
引越しのご挨拶ギフトの相場は?
引越しのご挨拶回りに行く前に、ご挨拶用の品物を準備しなければいけませんが、「引っ越しのご挨拶ギフトの相場は?」など初めて引越しする方にとっては分らないものです。
引越しのご挨拶ギフトの金額を決める時に、気をつけなければならないのが、「先方が負担」に感じない程度の品物にすることです。
引越しのご挨拶ギフトの相場は、一般的には500~1000円前後がよいとされています。
ポイント
メモ
挨拶を行ったからといって何かが変わるわけではありませんが、「丁寧な方だ」と思われる方が、今後のその地域で暮らしていくにあたって決して損なことではありません。
引越しのご挨拶はどこまで?
引越し先の新居は、戸建てやマンション、アパートなどの集合住宅や社宅など様々な形態があります。
引越しのご挨拶ギフトを準備するときには、疑問に思うことが「いったいどこまでご挨拶に行くべきなの?」ではないでしょうか。
それでは、戸建てやマンション、アパートなどの集合住宅、社宅など、それぞれシチュエーションごとのご挨拶すべき範囲をご紹介します。
戸建ての場合
戸建ての場合は、今後引越しを行う可能性が低く、その地域で長く暮らしていくことがほとんどですので、引越しの挨拶回りは必須とも言えます。
新居の場所にもよりますが、一般的には「向こう3軒両隣」に挨拶するのがマナーです。
また、家の後ろに立っている場合はそちらも行っておく方が良いでしょう。※基本的に隣接しているお宅にご挨拶をするようにしましょう。
【向こう3軒両隣】とは、自分の家の向かい側3軒と左右の2軒のこと。
ポイント
マンション、アパートなどの集合住宅の場合
集合住宅の場合は、「両隣と上下」に挨拶するのが一般的です。
また、上下よりも同じ階に住んでいる人の方が出会うことも多いため、上下の挨拶をやめて同じ階の部屋に挨拶するのも良いでしょう。
注意ポイント
社宅の場合
会社などが用意している社宅に入る場合は、基本的には全部屋にご挨拶に行かれることをおすすめします。
普通の集合住宅とは違い、住んでいる方が同じ会社という少し特殊な環境ですので、回覧板や社宅の清掃作業等で顔を合わせることが多くなるものです。
狭いコミュニティーの中に入りますので、大変でしょうが全部屋にご挨拶されることをおすすめします。
社宅自体が大きく部屋数が非常に多い場合は、経済的にも物理的にも全部屋にご挨拶することが出来ない場合もあります。
その場合は、同じフロア全部屋と上下の部屋は必須でご挨拶しておきましょう。
引越しの挨拶のギフトでもらって嬉しいものはコレ!
引越しのご挨拶ギフトを贈る時、いわゆる「消えもの」と呼ばれる品物が一般的であり、人気が高いです。
「消えもの」とは、食べ物や消耗品(日用品)など、後に残らないもののことです。
■お菓子(日保ちのするもの、以前に住んでいた地域の銘菓など)
※ただし、好き嫌いがあるものですので選ぶ際に注意が必要です。
■飲み物(コーヒーやお茶、紅茶など)
■洗剤類(食器洗い洗剤や洗濯石鹸、柔軟剤、手洗い洗剤など)
※ただし、洗濯洗剤などは香りの好みがあるので注意が必要です。
■入浴剤
■調味料(オリーブオイルやえごま油、ドレッシングなど)
■サランラップやアルミホイルなど
■地域指定のゴミ袋など
■ティッシュ(保湿ティッシュなど)
引越しのご挨拶ギフトとして生活必需品の【タオル】や【ハンドタオル】なども定番として人気があります。
特に、肌触りの良いものや、柄のかわいいものが喜ばれます。
また最近はご挨拶ギフトとして、【プリペイドカード】や【商品券】などを贈るのが人気になっています。
もらって嬉しかったご挨拶ギフト品BEST5は?
- お菓子
- 消耗品
- 洗剤類
- タオル
- 商品券
クッキーなどの日保ちのする洋菓子などはとても人気があります。また、引越し前の地域の銘菓なども喜ばれます。
普段自分では買うことが少ない、高級(保湿)ティッシュやラップなどは人気があります。
毎日使うものですので非常に重宝します。特に食器洗い洗剤や手洗い洗剤は人気があります。
商品券は好きなものを買えるため人気があります。
生活必需品として沢山あっても困ることが少ないため人気があります。
最近では「コーヒー」などにこだわる方も多く、プチギフトとして人気があります。引越しのご挨拶としてもお手頃ですし、下記のものは、有名なコーヒーショップの安心感もあっておすすめです。
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また、引っ越しのご挨拶で大切なことといえば、「どこに、誰が」引っ越してきたのかな?とご挨拶されるほうも思うもの。
挨拶の時は、バタバタとしてて「あ、どうも。」程度で終わってしまったとしても、ご挨拶の品に名前などが書いてあると「○○さんか~」とあとで、ゆっくり確認してもらえたりもします。
そこでおすすめな引っ越しギフトが下記のお米ギフトです。
お米なら日持ちもするし、邪魔になるものでもないので引越しギフトとしてはおすすめ!
また、こちらのものは挨拶文や名前などを印刷してもらえるのも嬉しいところ。
読みにくい苗字の人などは、フリガナがつけてもらえたりもするので大助かりですよ。
3合サイズのお米は特に大きくなく、大袈裟でもなく、また名前も入るので、引越しギフトとしてはとても助かりますし、お値段がお手頃なのもいいですね。
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私も引っ越しギフトをいただくこともあって思うのですが、「洗剤」っていくらあっても助かります^^。
台所用洗剤もいいですし、洗濯用洗剤ももらって嬉しい引っ越しギフトです。
洗剤って消耗品として必ず使いますし、使わない(使えない)ものをもらうよりはとてもとても助かるのでおすすめです。
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引越しの挨拶のギフトでのしはどう書くの?
引越しのご挨拶ギフトが決まれば、次に疑問に思うことが「熨斗って必要なの?」ではないでしょうか。
引越しは一般的に【慶事】に当たりますので、ご挨拶ギフト熨斗をつけるのがマナーです。また、熨斗はあなたの名刺代わりにもなりますので、名前(苗字)も入れて贈るのが基本です。
注意ポイント
ご挨拶ギフトを渡すときはのポイントは?
ご挨拶ギフトを用意したのですから、渡すときも失礼のないようにキチンとご挨拶したいものです。
手土産を渡す時にも、最低限守るべきマナーがありますので、そのポイントをご紹介します。
- 紙袋から取り出す
- 正面(文字を相手に向ける)向けて渡す
- 渡すときに一言添える
以前は、品物に添える言葉として「つまらなないものですが」と言うのが一般的でしたが、「つまらないものをよこすなんて失礼だ」「へりくだりすぎておかしい」などと言われるようになり、現在ではほとんど使われることがなくなっています。
「つまらない」の本来の意味は、「精一杯選びましたが、素晴らしい貴方様の前では、つまらないものに思えます。」といった、謙遜の意味での言い回しでした。
それでは、ご挨拶の言葉の例文をご紹介しますので、是非参考にして下さいね。
■「この度、○○(集合住宅なら部屋番号)へ越してきました□□と申します。心ばかりのものですがお納めください。」
■「この度、○○へ越してきました□□と申します。ほんの気持ちですがお受け取り下さい。ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますがどうぞよろしくお願いいたします。」
しっかりご挨拶を述べることが出来れば、好感度もググッと上がりますよ♪
まとめ
引越しの際は、新しい環境にまだ慣れていない時期でもあり、いろいろと気を遣う時期かもしれません。
引越しのご挨拶はどうしよう?と悩んだときの一助になれば幸いです。