初節句

端午の節句 初節句のお祝い方法は?初節句の料理は何を用意すればいいの?

端午の節句は、鯉のぼりをあげたり、兜や鎧、五月人形を飾ったりして、男の子の健やかな成長をお祝いする昔からの行事ですね。

初節句を迎える場合は、おじいちゃんやおばあちゃんなど家族を招いてお祝いをする方も多いものです。

女の子の節句「桃(上巳)の節句」では、ちらし寿司やハマグリのお吸い物など伝統的な料理がありますが、「男の子の伝統的なお祝い料理はなに?」など、どんなお料理は何を出せばいいか悩まれる方もとてもたくさんいらっしゃいます。

今回は、端午の節句のお祝いの仕方や、用意する料理についてご紹介します。

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端午の節句 初節句のお祝い方法は?

端午の節句のお祝い

端午の節句のお祝いはどうやるの?

端午の節句のお祝い方法ですが、鯉のぼり五月人形などを飾ったり、また、菖蒲の花を飾ったり、柏餅粽(ちまき)を準備して、来てくださった方へのお土産として渡したりするのが一般的です。

端午の節句は、「菖蒲の節句」とも言います。

「菖蒲」は言葉の音が同じである「尚武(武道や武勇を重んじる言葉)」「勝負」に通じるため、「何事にも負けずにたくましく育ってほしい」との祈りを込めて、菖蒲の花を飾ります。

柏餅は、餅を包んでいる柏(かしわ)の葉は、新しく芽が出るまで、古い葉は落ちないので、「子が生まれるまで親は死なない」とされ、「家系が続く」「家が絶えない」など子孫繁栄の縁起物として用意されます。
粽(ちまき)は、中国では古くから「難を避ける」「邪気を払う」など災いを避ける意味があるとして、食べられています。

また、ある説ではこのように言われています。

古代中国に、屈原という国王の側近がいました。

屈原は、正義感が強く、人情深い人物として、多くの人民に慕われていましたが、そのことをよく思わない者の陰謀によって、国を追われることになります。

国を追われ、絶望した屈原は、5月5日に汨羅(べきら)江に身を投げてこの世を去りました。

人望の厚い屈原の死を深く悲しんだ人民が、屈原の体が魚に食べられないように太鼓を打ち鳴らしたり、粽(ちまき)を川に投げ込こんだことに由来するとも言われています。

>>>端午の節句の由来や意味について詳しい情報はコチラ!

端午の節句でのお祝いでは、

  • 鯉のぼりをあげる
  • 兜や鎧、五月人形を飾る
  • 菖蒲の花を飾る
  • お祝いに来てくれた方へのお土産(柏餅や粽)を準備する
などが一般的に行われます。

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初節句はいつするの?すぐにしないといけないの?

「赤ちゃんの誕生が3月や4月など、節句の時期(5月5日)に近い場合でも、初節句のお祝いをしなければいけないの?」

ママは出産という大仕事を終えて、「普段通りの体力が戻っていない」「赤ちゃんの首も座っていないし、病気や感染症などの心配もある」などのため、生まれて間もない時期に迎える端午の節句を避けたいと思われるママも多いものです。

ママさん、安心してください、必ずしも生まれて初めて迎えた節句(5月5日)に「初節句」を行わなくてもいいんですよ^^

赤ちゃんが「生まれて間もない」「お宮参りが済んでない」「お食い初めが住んでない」など場合は、翌年に初節句を行うのが一般的です。

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なぜなら、生まれて間がない場合など、生まれたことを神様に報告していないのにお祝いするのはおかしいと考えられているからです。

また、生まれて間もない場合は、ママの体力も回復していない、赤ちゃんも感染症や病気などに罹りやすい時期ですので、人がたくさん集まるなどを避けた方が良いこともあります。

ですので、初節句は、ママも赤ちゃんも元気になって、神様に報告(お宮参りやお食い初め)を終えた後に、初めて迎える節句にお祝いするようにしましょう^^

端午の節句 初節句の料理は何を用意すればいいの?

初節句では、おじいちゃんおばあちゃんなど家族を家に迎えて、お祝いの席を設けることが一般的です。

「家族が揃う端午の節句にどんな料理でおもてなしをすればいいの?」なんて悩みを抱えるママもたくさんいらっしゃいます。
(旦那様に相談すると「なんでもいいんじゃない」なんて軽く言うし…(;´д`)トホホ)

男の子の健やかな成長を祝う、端午の節句でのお祝いの料理なんですが、実は、女の子の節句のように、伝統的な料理は決まっていないんです Σ(゚д゚lll)ガーン

上記でもご紹介した通り、端午の節句に用意する料理と言えば、「柏餅や粽(ちまき)」なんですが、これだけではお祝いをする料理になりませんよね…(-_-;)

ですので、端午の節句に伝統的な料理は決まっていませんが、端午の節句(男の子の成長を祝うの)にふさわしい料理がありますので、下記にご紹介しますので、是非参考にして下さいね^^

  • 鯛の尾頭付き
    「めでたい!」と縁起の良いものとして用意されます。
  • 赤飯または、ちらし寿司
    こちらも縁起の良いお祝いの定番として用意されます。お子様の好きな方をご用意されるがよいでしょう♪
  • 鰹(かつお)のたたきなど
    鰹は「勝男」に通じると言われ、男の子のお祝いによく出されます。
  • 鰤(ぶり)やスズキなどの出世魚
    成長にするにしたがって、名前が変わる出世魚は、「将来出世するように」との祈りを込められて用意されます。
  • 筍(たけのこ)
    筍は成長が早い植物ですので、すくすくと元気に成長することを祈って用意されます。
  • また、海老(長寿・生命力を意味する)やお豆(健康でマメに過ごす)などの縁起の良い料理が用意されることもあります。

上記の料理をすべて用意することはありません、準備や用意できるものを作りましょう。

年に1度の男の子の成長のお祝いの席ですので、縁起の良いものを中心に用意してあげましょう^^

また、全ての料理を手作りすると大変ですので、手作りできるものと、スーパーなどで販売されているものを上手く使うなどすると、テーブルも華やぎますので是非利用しましょう(^^♪

そして、子供の好きな料理や、ケーキなどを一緒に用意してあげると、主役である子供もよろこびますので、是非用意してあげてくださいねヾ(*´∀`*)ノ

まとめ

いかがでしたか?

男の子の健やかな成長を祝う「端午の節句」

女の子のひな祭りのように、伝統的に用意される料理はありませんので、みんなが楽しく食事できる料理を用意してあげることが一番のお祝いになりますので、頑張って用意してあげてくださいね(^^)

  • この記事を書いた人

ゆうこ

私は普段、介護のお仕事をしています。 老人ホームや介護施設では、春夏秋冬、季節感のある趣向を凝らしたさまざまなイベント・行事が行われます。 日本ならではの「和」を感じる日々がこれからも大切に子ども達にも繋いでいけるよう、日々の暮らしの年中行事や歳時記についての記事を中心に書いています。 詳しいライタープロフィールはこちら

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