今年2019年はラグビーワールドカップが日本で開催されますね。
先日子どもに、
「どうしてラグビーはサッカーみたいに『ゴール』って言わないの?『トライ』ってどういう意味なの?」と聞かれ、大慌てしてしまいました^^;
確かに、ラグビーといえば全速力で倒れ込みながら決めるあのトライシーンが印象的ですが、なぜ「ゴール」ではなく「トライ」というんでしょう?
今回は、ラグビーワールドカップ期間中にも役立つ雑学として、ラグビーはなぜゴールではなくトライっていうの?ボールが楕円なのはなぜ?についてご紹介します。
ラグビーはなぜゴールではなくトライっていうの?
ラグビーってテレビなどで見たことはあるけれど、詳しいルールなどは素人には難しく感じてしまいます。
難しいルールはひとまず置いておいて、まずはラグビーの基礎知識として、人数や時間など知っておくとよりラグビーを楽しめますし身近に感じられますよ。
ラグビーって何人でやるの?
ラグビーは、1チーム15名。相手チームも含めると合計30名で試合を行います。
ラグビーの試合時間は?
ラグビーの試合時間は前半・後半ともに40分で合計80分間全力でたたかいます。
なお、前半後半のその間に12分のハーフタイムが設けられています。
- 前半40分
- ハーフタイム12分
- 後半40分
ラグビーのトライの意味とは?
トライは英語で書くと「try」と表記され、私たちにもなじみのある「挑戦する」という意味です。
「あ~、あのtryと一緒なんだぁ。」となりません?
ラグビーでは、攻撃側のプレーヤーがボールを持ったまま相手側のゴールラインを越えてボールを持ち込み、地面にボールを接地させることで得点を得る「トライ」となります。
現在のルールでは、このトライによって5点の得点が加算されるのですが、1870年代には、トライをしても得点が加算されることはなく、ゴールキックへの挑戦権が得られるだけでした。
ポイント
「ゴールキック」といえば、日本では五郎丸選手などで有名になった気がしますね。
というわけで、もともとは、このゴールキックへの挑戦権「Goal at Try」というところから「トライ」という名前がつけられたのです。
ちなみに、もともとはトライしても0点だったルールですが、1890年にトライして1点が加算されるようになり、その翌年には2点に、さらにその翌年に3点とルール変更が行われました。
そして、その後78年間変更はなかったのですが、1971年に4点となり、1992年に現在と同じ5点ルールに変更となりました。
ラグビーのボールが楕円なのはなぜ?
ラグビーというと特徴的なのがあの楕円形のボールかもしれませんね。
どうしてラグビーのボールは球ではなく、あの特徴的な楕円形なのでしょう?
ラグビーのボールが楕円形になった理由については、実は諸説あります。
アフリカの原住民がダチョウの卵をボールの代わりにしていたから
ポリネシアの人たちが椰子の実をボールの代わりにしていたから
上記のように昔は、身近な自然なものを使用してボールの代わりにしていたため、現在のようなきれいな球体ではなくいびつな形のものが多かった名残かもしれません。
そのために、抱えやすくするために楕円形になっていったのか?楕円形だったから抱えやすかったから定着していったのか?などどちらが先かはわかっていませんが持ちやすく抱えやすい楕円形のボールが残っていったのかもしれません。
上記のように諸説あるなかで、最も有力な説とされているのが下記のものです。
その豚の膀胱に空気を入れてボールの代わりにしており、そのふくらませた形が楕円(きれいな球体ではなかった)で、その後、持ちやすく投げやすいように少しずつ形が改良されていきました。
上記のようにラグビーボールが楕円の理由は諸説あるようですが、完全な球体とは違い、いびつで不安定な形のものでやることで、その思わぬ方向に飛ぶのが面白かったので定着したといわれています。
確かに、ラグビーといえば、他の球技にはないあの楕円のボールが印象的ですし、
あの独特なボールをいかに支配し、うまく扱えるかでゲームも面白さを増すのかもしれませんね。
まとめ
ラグビーのトライがあの「Try(挑戦する)」だったとは面白いものですね。
ちょっとしたことかもしれませんが、ラグビーの雑学として知っておくと、誰かの「へえ~、そうなんだ!!」をいただけるかもしれません。
私も、子どもの輝く笑顔とともに「そうなんだ!!」をいただきました^^