昔ながらの「八百屋さん」。
だんだん減っている中で、ふと見つけると、ついつい足を止めて覗いてしまうんですよね。
「この野菜、どうやって食べるといいですか?」
「どのスイカが一番甘いですか?」
など、直接聞けて、プロの目利きでいいものを選んでくれるので昔ながらの八百屋さんって大好きです。
先日、子どもに「どうして野菜屋じゃなくて『八百屋』っていうの?」と聞かれ、返答に困ってしまいました。
あなたは、なぜ「八百屋」というのかご存知ですか?
今回は、なぜ「八百屋」というの?八百屋の由来とは?についてご紹介します。
なぜ「八百屋」というの?八百屋の由来とは?
魚を扱うのは「魚屋」、肉を扱うのは「肉屋」、野菜を扱うのは「野菜屋」ではなく「八百屋」。
どうして八百屋という名称なのでしょう。
果物や野菜が流通する市場のことを「青果市場」といいます。
「青果」とは、野菜と果実の総称です。
「青果市場」は、かつては「青物市」と呼ばれていました。以前は、八百屋さんも青果物を扱うことから「青屋(あおや)」と呼ばれていました。
この「青屋(あおや)」の発音が次第に崩れていき、現在の「八百屋(やおや)」に変わったといわれています。
どうして「やおや」は漢字で「八百屋」と書くの?
「あおや」が崩れて「やおや」になったのですが、どうして「八百屋」という漢字が使われるようになったのでしょう?
「八百屋」の「八百」は、「八百万の神(やおよろずのかみ)」(やおよろずのかみ)という言葉あるように、「たくさんの」といった意味があります。
たくさんの品物を扱うことを表すために、この「八百」という漢字を当てて、「八百屋(やおや)」となったのです。
まとめ
「八百屋」さんの名前の由来についてご紹介しました。
お子さんに突然聞かれたときに慌てないよう、豆知識として参考になれば幸いです。