スマホで音楽や動画、ゲーム、SNS、ネットサーフィンを楽しんでいるとあっという間にバッテリーがなくなってしまう・・・。
手軽に楽しむことができるスマホを使うためにも、モバイルバッテリーは必需品になってきている人も多いもの。
また、最近では台風や大雨などの災害も増えてきており、備えのアイテムのひとつとしてもモバイルバッテリーを考えている人も増えています。
今回は、スマホ用のモバイルバッテリーの上手な選び方や容量の目安や充電方法など購入前のチェックポイントについてご紹介します。
モバイルバッテリーの上手な選び方 容量の目安や充電方法など購入前のチェックポイントはコレ!
モバイルバッテリーの容量はどれだけ必要?
現在、販売されているモバイルバッテリーは、「○○mAh」などの表記や「スマホ○○回分」などと充電の目安が記載されています。
○○の数字が大きいほど一度に充電できる量が多くなるのですが、ここで注意してもらいたいのが、実際にはこの表記ほど充電ができないことです。
なぜなら、モバイルバッテリーから電力が出力されるときに、出力電力の損失があります。
また、スマホ側も入力された電流をバッテリーにため込む時点で入力電力の損失が発生するため、パッケージなどに記載されている全容量が充電できるわけではないのです。
ですので、一般的には記載されている電力量の70%~80%程度の充電量と考えるのがよいでしょう。
なお、最近のスマホでは、4,000mAh程度の大容量バッテリーを搭載するものも珍しくありませんし、今後も大容量バッテリー搭載のスマホが登場してくることでしょう。
最新のスマートフォンになるほど、大容量バッテリーになる傾向があるため、自分が使うスマートフォンのバッテリー容量を知って、それをまかなえる程度の容量をもったモバイルバッテリーを選ぶようにするのもひとつの目安になりますよ。
モバイルバッテリーの容量の目安
- iPhone Xs Max(3174mAh)
5000mAh→1.5回程度
10000mAh→3.0回程度
15000mAh→4.0回程度
20000mAh→6.0回程度 - iPhone 8 Plus(2691mAh)
5000mAh→1.0回程度
10000mAh→3.0回程度
15000mAh→5.0回程度
20000mAh→7.0回程度 - Xperia XZ2 Premium(3400mAh)
5000mAh→1.0回程度
10000mAh→2.0回程度
15000mAh→4.0回程度
20000mAh→5.5回程度 - iPad(第6世代)(8827mAh)
10000mAh→1.0回程度
15000mAh→1.5回程度
20000mAh→2.0回程度
※実際のスマホのバッテリー容量によって充電できる回数などは異なります。
モバイルバッテリーは大容量・低価格には注意!?
モバイルバッテリー本体が充電の最中に発熱するものは特に注意が必要です。
モバイルバッテリーが発熱している場合は、電池自体の質や製品自体の設計(コストを抑えるため出力回路が手抜きしている)などもあり、溜めている電力を発熱に取られ、記載されている充電量よりもかなり低い充電量になる場合があります。
ですので、大容量なのに低価格はとっても魅力的ですが、最良のモバイルバッテリーとしては、避けるのが賢明です。
また、当然ですがモバイルバッテリーの容量が大きいものは製品自体も大きく重くなりますので持ち歩くときに、許容できるかをしっかりと確認してから購入しましょう。
最新スマートフォンに十分な充電を行うなら、モバイルバッテリーの容量も最低限4,000mAhというのがひとつの基準になるかもしれません。
そのため、普段の生活でスマホへの充電が1日1回程度で済むのであれば、4000mAh~10000mAh程度のモバイルバッテリーがおすすめです。
大容量タイプでもよいのですが、その分大きく重たくなるのため毎日使う場合は、軽量なものが最適です。
また、旅行や出張などで使う場合は、複数回のスマホの充電や他のUSB機器を充電することも考えて、10000mAh以上の大容量タイプのモバイルバッテリーがおすすめです。
ポイント
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充電時間・何時間でフル充電できる?
モバイルバッテリーの容量が決まったからといって、すぐに購入するのは待ってください!
モバイルバッテリーを選ぶときに、見落としがちなのですが充電速度の性能も重要なポイントのひとつです。
パッケージの裏面に製品の仕様が記載されていますので、「USB入力」「USB出力」の数値を確認してください。
「USB出力」…スマホへの充電速度
これらに記載されている数値が充電速度を決めます。
数値が低いとスマホへの充電やモバイルバッテリーへの充電に時間がかかりますので、購入前には確実にチェックしておかないと、充電に時間がかかりすぎ使いたいときに使えないことにも…(ToT)
モバイルバッテリーは大容量のものが増えているので、「USB入力」は【5V/2.0A以上】の急速充電タイプがおすすめです。
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ポイント
また基本的に、「USB出力」は【5V/1.8A以上】であればスマホ1台であれば問題なく充電できます。
ただし、2台充電する場合やタブレットなどの充電を想定している場合は、5V/2.0A以上が好ましく、5V/3.0A以上の出力がおすすめです。
※もし、急速充電対応のUSB充電器(出力5V/1.8A以上)のものを持っていないなら、スマホやモバイルバッテリーなどをまとめて急速充電できる、マルチポートのUSB充電器の購入も検討してみてはいかがでしょうか。
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モバイルバッテリーはスマホを使いながら充電できるの?
「スマホのバッテリーがなくなりかけたときモバイルバッテリーに繋ぎながらスマホは使うことができるの?」なんて疑問に思われる方もいらっしゃいます。
結論から言ううと、スマホを使用しながら充電することは可能です。
ただし、ここで注意してもらいたいのは上記でもご紹介した「USB出力」が関係してきます。
「USB出力」は、モバイルバッテリーからスマホへの充電の速度を決めるものですので、この出力が弱い場合は、使いながら充電をすることができません。若干バッテリーの減りは抑えられるかもしれませんが…^^;
使いながら充電するということは、電力を消費しながら充電するのでスマホ本体の消費電力の方が高ければバッテリーは減っていく一方です。
もし、スマホを使いながら充電をする場合は、「USB出力」が【5V/2.0A以上】のモバイルバッテリーが必要になってきます。
ただし、スマホ本体にかかる負担が大きくなるためスマホ自体の
ので、充電しながらスマホを使うことはおすすめしません。まとめ
いかかでしたか?
モバイルバッテリーを選ぶときは、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶと、不便なく快適に過ごすことができますので容量・充電時間などしっかり確認してくださいね。
また、低価格・大容量のモバイルバッテリーは粗悪品も多いので注意してくださいね^^