風邪

発熱時におでこを冷やすのは効果あるの?効果的に冷やす場所やタイミングとは?

発熱時におでこを冷やすのは効果あるの?

熱がある時の、あの辛さやしんどさ・・・。

早く熱を下げたくて、発熱時に、おでこに冷やしたタオルをのせたり、アイスノンや冷えピタシートを貼ったりしませんか?

でも、おでこを冷やすのって熱を下げるのに効果があるのでしょうか?

今回は、発熱時に知っておきたい豆知識として、発熱時におでこを冷やすのは効果あるの?効果的に冷やす場所やタイミングとは?についてご紹介します。

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発熱時におでこを冷やすのは効果あるの?

風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染したりした場合に、人間の体は侵入した外敵に対抗しようとします。

風邪やインフルエンザなどのウイルスは低温の方が繁殖しやすいという性質を持っているので、体の体温を上げてウイルスの動きを抑制しようと発熱します。

発熱時に、解熱のためにおでこを冷やす人もいますが、実はおでこを冷やすことで、直接、熱を下げるという効果はありません。

熱が出たときには、首のまわりやワキの下、鼠蹊(そけい)部(太ももの付け根)など、リンパの集まる部分を冷やした方が効果的で、体幹の温度を下げることが医療現場では常識となっています。

これは、夏場、熱中症の対処法としても推奨される「3点クーリング」と同じ考えでもあります。

では、おでこを冷やすのは意味がないのか?というと、冷たいタオルなどは、発熱時には気持ちがいいものです。

おでこも冷やすことで気持ちが良かったりするので、スムーズな眠りに結びついたりといった効果もあるため、全くの無意味というわけではありません。

また、小さなお子さんなどでは、心理的要因で発熱が出る場合もあります。

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その場合にも、安心感や対症療法としておでこを冷やすのもおすすめです。

発熱時に効果的に冷やす場所やタイミングとは?

熱が出るとそのしんどさから冷やそうとする人がほとんどですが、実は冷やすタイミングも大事なんですよ。

発熱時の初期段階では、悪寒やふるえを感じることが強く、体温の上昇期には、頭痛やだるさを感じます。

そして、ピーク期に高熱が発生します。

実は、熱の出始めから体温が上昇しているときにかけては、自ら体温を上昇させて免疫機能を高めている最中ですので、体温を逃がさないように保温性の高いパジャマや寝具で体を温めるようにするのがポイントです。

そして、手足が温かくなり、顔が赤みを帯びてきて熱が上がってきたら、クーリングなどで冷やすようにします。

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効果的に冷やす場所としては、首のまわりやワキの下、鼠蹊(そけい)部(太ももの付け根)など、リンパの集まる部分を冷やすようにします。

保冷剤やアイスノン、氷のうは直接当てると冷たいのでタオルを巻いて使用するようにしましょう。

冷やし始めたら、定期的に体温チェックなどを行い、体調の変化と体温低下が起こりすぎていないかを確認する。

尚、ワキに汗をかくと、冷えて体温が低く測定されますので、汗をふいてから体温測定をするようにしましょう。

また、保冷剤やアイスノン、冷やしたタオルなどは状態を確認し、溶けていたら交換するようにしましょう。

発熱時には水分補給も大事!

熱が出て体温が上昇することで、汗をかきやすくなり脱水状態になりやすくなります。

発熱時には、しっかりと水分補給をすることも大切になります。

まとめ

発熱時におでこを冷やすのは、気分的な気持ち良さはあるものの、解熱の効果で言えば、あまり効果が見込めません。

発熱時には、すぐに冷やすのではなく、状況に応じて保温などである程度発熱を促した後に冷やすことが必要で、そのタイミングも難しかったりするものです。

しっかりと観察することも大事ですので、いつから熱があるのか?熱が続くようなら速やかに医療機関の受診も考えながら、発熱時の対応を心掛けたいですね。

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