お月見・十五夜

中秋の名月とは?2026年はいつ?十五夜の意味や由来・お供えの飾り方・食べ方まで総まとめ

月を眺めて楽しむ「お月見」

少しずつ秋の涼しさを感じる9月下旬になると、「中秋の名月(十五夜)」がやってきます。

美しい日本の秋にきらめく夜空の月は、とても風情がありますよね。

なんとなく秋の風物詩だなと思っていても、実際、人から「中秋の名月ってなに?」「十五夜ってどういう意味?」と聞かれると、意外と答えに詰まってしまう人も多いのではないでしょうか?

お月見には、知っているようで知らない奥深い歴史や、お供え物一つひとつに素敵な意味が込められているのです。

今回は、2026年最新のお月見データとともに、中秋の名月の由来や「仲秋」との漢字の違い、お供えするお団子やススキの意味、さらに「お供え物はどこで買う?」「終わった後はどうする?」といった実用的な疑問まで、分かりやすく丁寧にご紹介します!

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お月見・中秋の名月とは?2026年の日程と由来を優しく解説

中秋の名月

旧暦の8月15日の夜に見える月のことを「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」、または「十五夜(じゅうごや)」と呼びます。

2026年の「中秋の名月(十五夜)」は、9月25日(金)です。

「お月見の日=絶対に満月」というイメージが強いかもしれませんが、実はここが面白いポイント。

十五夜とは本来「新月から数えて15日目の夜」という意味なのですが、お月様の公転周期の関係で、必ずしも天文学的な満月ピッタリの日になるとは限りません。

特に2026年は、中秋の名月が9月25日(金)で、満月になるのは2日後の9月27日(日)なんです。

このように2日も日付がずれるのは少し珍しい現象ですが、「金曜日の夜に十五夜のお月見をして、週末の日曜日には完全な満月を楽しむ」という、2回も綺麗な月を楽しめる贅沢な年なんですよ。

💡 始まりは平安貴族の「観月の宴」!最古の記録は醍醐天皇

では、なぜこの秋の月を特別にして、お月見をするようになったのでしょうか?

お月見のルーツは中国にあります。

中国の唐の時代に行われていた、満月を「家族団らんの象徴」として集まり、月餅(げっぺい)を食べながら丸いお月様を祝う「中秋節(ちゅうしゅうせつ)」という伝統的なお祭りが、平安時代の日本へと伝わってきたのが始まりです。

当時の日本の貴族たちは、この風習をとても気に入りました。

昔の人は、欠けても必ずまた丸く満ちる月を「生命力や不老不死の象徴」と考えて愛していたため、月を見上げながら詩歌(和歌)を詠んだり、お酒を飲んだりして贅沢な宴を楽しんだと言われています。

直接月を見るだけでなく、池の水面や、お酒の杯(さかずき)に映る月を眺めるのが、当時の最先端の粋な娯楽だったのですね。

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ちなみに、日本でお月見の宴が開催されたもっとも古い公的な記録としては、909年(延喜9年)に醍醐(だいご)天皇が月の宴を開いたことが歴史の本に記されています。

なんと今から1100年以上も前から、日本ではお月見のイベントが行われていたのですね。

💡 江戸時代に「収穫祭」として庶民の行事へ定着

そんな貴族たちの高尚な遊びだったお月見ですが、江戸時代になるとガラリと変化し、庶民の間へと一気に広がっていきます。

秋のこの時期は、農家さんにとって夏の作物の収穫が終わり、稲刈りをするまでの少し手が空くタイミング。

そのため、庶民たちの間では、ただ月を眺めるだけでなく、「今年も無事にたくさんの食べ物が収穫できました。ありがとうございます」と、田畑の収穫に感謝したり、これからの稲の豊作を祈る「収穫祭」の儀礼として親しまれるようになりました。

こうして長い歴史の中で貴族の文化と庶民の感謝の気持ちが結びつき、現在の一般家庭で行われる温かいお月見の形へと定着していったのです。


そもそも「十五夜」とは?2026年は中秋の名月と満月が「2日」ズレる!

お月様は、目に見えない状態(新月)から丸い状態(満月)へと、常に満ち欠けを繰り返しています。

この新月から満月になるまでに約15日かかります。

そのことから、昔の人は満月を迎える夜のことを「十五夜」と呼ぶようになりました。

満月は1年に12回〜13回ほど巡ってきますが、その中でも旧暦8月15日の月は、1年でもっとも明るく美しく見えることから「中秋の名月」として特別視されるようになりました。

では、なぜ「秋の月」はこれほどまでに美しいと言われているのでしょうか?

これには、きちんとした科学的・環境的な理由があります。

まず、秋は夏の蒸し暑い湿気が去り、大陸からの乾いた空気が日本を覆うため、大気中の水蒸気が減って夜空が非常にクリアに澄み渡るからです。

さらに重要なのが「月の高さ(高度)」です。

月は季節によって空を昇る高さが変わるのですが、冬の月は頭上高くに昇りすぎて見上げるのが大変になり、夏の月は地平線に近すぎて地上の建物の影に隠れがちになります。

それに対して秋の満月は、高すぎず低すぎず、人間の目にちょうど良い絶妙な角度(高度約50〜60度)に昇ります。

この「澄んだ空気」「見上げやすい絶妙な高さ」、そして「心地よい秋の夜風」という3つの条件が重なるからこそ、秋の月は1年で一番美しいとされているのですね。

💡 なぜズレる?中秋の名月と天文学的な満月の「定義の違い」

しかし、ここでちょっとした天体のミステリーがあります。

先ほどお伝えした通り、「今年2026年は、中秋の名月(9月25日)と、天文学的な満月(9月27日)が2日ほどズレている」のです。

国立天文台のデータによると、天文学的な満月の瞬間を迎えるのは、2026年9月27日の午前1時49分です。

このように中秋の名月と満月が2日も日付がずれるのは、実は2017年以来の出来事で、次回は2043年までないという非常に珍しい現象なんですよ。

「十五夜=満月のはずなのに、どうして?」と思いますよね。

実は「中秋の名月」「満月」は、以下のように定義そのものが少し違うため、日付がピッタリ同じにならないことの方が多いのです。

中秋の名月:旧暦の8月15日の夜に出る月
満月:地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間の月

どうしても日付にちょっとした遅れやズレが生じてしまうのには、他にも面白い天文学的な理由があるのでぜひ参考にしてみてくださいね。


理由1
旧暦の1日は、「新月(月が完全に隠れる瞬間)を含んだ日」と決まっています。しかし、その新月になる瞬間が「夜中の0時00分」であっても、「夜遅い23時59分」であっても、その日は同じ「1日」としてスタートしてしまいます。スタートラインがその日のどこになるかで、15日目の夜(十五夜)を迎えたときの月の満ち欠け具合に、どうしても少しのバラつきができてしまうのです。

理由2
新月から満月になるまでの平均日数は、正確には約14.76日かかります。旧暦の15日目の夜(スタートから14日後)の時点では、この平均日数よりも「約0.76日分」だけ時間が足りないことになります。そのため、実際の満月は十五夜よりも少し遅れる傾向にあるのですね。

理由3
さらに、月の軌道はキレイな円ではなく楕円形をしているため、新月から満月になるまでの日数は、お月様の気分や軌道によって「約13.9日〜15.7日」の間で毎回変化します。

美しい日本の秋にきらめく夜空の月。

こうやって、知っているようで知らない奥深い歴史や天文学的な背景を知ると、当たり前のように見上げる満月の姿も、一期一会、今この瞬間の姿との出会いのような気がして大切に見上げてしまいますね^^

中秋の名月

📌 補足:旧暦(きゅうれき)ってなに?

旧暦とは、現在私たちが使っている「太陽暦(1年を約365日とするカレンダー)」の前に、日本で明治時代まで使われていた「太陰太陽暦(たいいんたいようれき)」のことです。月の満ち欠けの周期をベースにして日付が決まるため、お月見などの昔ながらの行事を紐解くには欠かせない暦なんですよ。

ちなみに、2021年から2023年にかけては3年連続で中秋の名月と満月がピッタリ重なっていましたが、現在はまた少しずつズレる周期に入っています。

次に中秋の名月と満月が同じ日付になるのは、4年後の2030年までお預けとなります。

💡 【2026年〜2030年】これからの中秋の名月・満月カレンダー

西暦年 中秋の名月(旧暦8月15日) 実際の満月の日
2026年 9月25日(金) 9月27日(日)
2027年 9月15日(水) 9月16日(木)
2028年 10月3日(火) 10月4日(水)
2029年 9月22日(土) 9月23日(日)
2030年 9月12日(木) 9月12日(木)(ピッタリ同じ!)

💡 【驚きの雑学】中秋の名月(旧暦8月15日)は毎年必ず「仏滅」になる!

ここでお月見が100倍おもしろくなる、とっておきの秘密をご紹介します。

実は、カレンダーに書かれている「大安」や「仏滅」などの六曜(ろくよう)において、中秋の名月(旧暦8月15日)の夜は、何年であろうと「絶対に必ず仏滅」になるという決まりがあるのです!

「えっ、おめでたい収穫祭なのに仏滅なの?」と驚くかもしれませんが、これには旧暦のとてもシンプルな計算の法則が関係しています。

カレンダーの六曜は、旧暦の「各月1日(ついたち)」にどの六曜を配置するかが最初からルールで決まっています。

旧暦8月1日の六曜は、毎年必ず「友引(ともびき)」からスタートするという絶対的なルールがあるのです。

六曜は【先勝 → 友引 → 先負 → 仏滅 → 大安 → 赤口】の6つの順番で毎日きれいにループしていくため、8月1日が「友引」から始まると、そこから数えて15日目(十五夜)にあたる8月15日は、計算上どうあがいても必ず「仏滅」にたどり着くようになっているのですね。

大安や仏滅という言葉に一喜一憂してしまいがちですが、これもお月様を基準に暮らしていた昔の日本のカレンダーの、面白い仕組みのなごりなのです。

お月見のときに家族や友人に話してあげると、きっと驚かれますよ!


「中秋の名月」と「仲秋の名月」の違いとは?漢字の使い分けをスッキリ解決

同じ「ちゅうしゅう」と発音しますが、漢字の書き方で「中秋」と「仲秋」という二つの言葉が用いられる場合があります。

これらには旧暦の季節の数え方に由来する、明確な意味の違いがあります。

💡 旧暦の秋を表す言葉「孟秋・仲秋・季秋」

まず「ちゅうしゅう」とは、旧暦で秋の真ん中の時期を指す言葉です。

旧暦では7月〜9月(現在の暦ではおよそ8月〜10月頃)を秋としていました。

さらに、昔の人はこの秋の3ヶ月間を、それぞれの時期に合わせて特別な名前で呼び分けていたのです。


7月:孟秋(もうしゅう)
「孟」「はじめ(初)」という意味。

8月:仲秋(ちゅうしゅう)
「仲」「まんなか」という意味。

9月:季秋(きしゅう)
「季」「すえ(晩)」という意味。
📌 メモ

季節の真ん中の月には「仲」をつける習慣があり、春なら2月を「仲春」、夏なら5月を「仲夏」、冬なら11月を「仲冬」と呼んでいました。

💡 「仲秋」は8月全体、「中秋」は8月15日のピンポイント

このように、「旧暦の8月全体(1ヶ月間)」を表すときは「仲秋」という漢字を使います。

つまり「仲秋の名月」と書くと、「旧暦8月に出る名月全般」という意味になります。

一方で、「中」の漢字を使うときは、秋(7月〜9月)のちょうど真ん中の日、つまり「旧暦の8月15日」という特定の1日だけを指します。

お月見の行事を行うのは「旧暦8月15日の夜」ですから、特定の日の月を指す言葉として「中秋の名月」と書くのが本来は正しい表記となるのですね。

📌 ポイント

現在では時代とともに「中秋」と「仲秋」の区別も厳密ではなくなり、辞書をみても同じような意味の言葉(同義語)として扱われています。しかし、お月見の行事を指す場合は、やはり「中秋の名月」と書くのが主流です。


十五夜だけじゃない!前後で変わる風流な「月の呼び方」と天気の雑学

昔の日本人は、十五夜だけでなく、その前後の夜に浮かぶ月にもそれぞれ素敵な名前をつけて愛でていました。

💡 十四夜から二十夜まで!生活に寄り添った月の名前

満月を心待ちにしたり、夜が更けるのをのんびり待ったりする、当時の人々の豊かな心が感じられる呼び方をご紹介します。


十四夜の月:待宵月(まつよいつき)
満月の前夜の月です。「いよいよ明日は満月だ!」と、そわそわしながら楽しみに待つという意味が込められています。

十六夜の月:十六夜(いざよい)
十五夜よりも月の出がやや遅くなるのを、月が「ためらっている」ように見立てたものです。古語で「いざよう」には「ためらう・躊躇する」という意味があります。

十七夜の月:立待月(たちまちづき)
夕方、今か今かと「立って待つ間」に出てくる月という意味です。

十八夜の月:居待月(いまちづき)
満月を過ぎると、月の出はさらに遅くなります。そのため、今度は立って待つのではなく「じっくり座って(居て)待つ」うちに出てくる月という意味です。

十九夜の月:臥待月(ふしまちづき)
さらに月の出が遅くなるため、とうとう「横になって(臥せって)待つ」月という意味です。

二十夜の月:更待月(ふけまちづき)
すっかり夜が更けた頃(夜更け)にようやく顔を出す月、という意味です。

このように、月の出が少しずつ遅くなっていく様子を、当時の人々の生活の姿勢(立つ→座る→寝転ぶ→夜更け)に合わせて名付けているのが、とてもユーモラスで面白いですよね。

💡 もし曇りや雨だったら?見えない月を愛でる「無月・雨月」

お月見の当日、運悪く天気が悪くなってしまうこともありますよね。

しかし、昔の日本人は「月が見えない夜」でさえも、言葉を使って風流に楽しんでいました。


無月(むげつ)/中秋無月
満月の夜、雲に遮られて月が見られない状態のこと。「曇る名月」「月の雲」とも表現されます。雲の向こう側にある満月の存在を、心で感じる粋な言葉です。

雨月(うげつ)/雨名月(あめめいげつ)
お月見の夜に雨が降ってしまうこと。「月の雨」ともいい、雨音を聴きながら見えない月に想いを馳せていました。

たとえ夜空にまんまるな月が見えなくても、「今年は『無月』の風情を楽しもう」と思えば、雨の日でも温かい気持ちでお月見を過ごせそうですね。

中秋の名月には何をする?お供え物の意味と正しい飾り方

中秋の名月には、美しい月を眺めて楽しむ「お月見」をするのが一般的です。

当日は、月がよく見える縁側や窓辺にお供え物を飾りながらお月様を鑑賞します。

💡 月見団子をお供えする意味と「15個」の理由

お月見団子は、中国の行事食である「月餅(げっぺい)」にならったものと言われています。

その個数には昔ながらのしきたりがあり、普段の年は1年間の満月の回数に合わせて「12個」、旧暦で1年が13ヶ月ある年(閏月がある年)には「13個」お供えされていました。

現在では、十五夜(中秋の名月)にちなんで「15個」をお供えするのがもっとも一般的となっています。

お月見団子を食べる風習は、お団子の形を丸い満月に見立てたことが始まりです。

昔の人は、欠けても必ずまた丸く満ちる月を「生命力や不老不死の象徴」として崇めていました。

そのため、お供えしたお団子をいただくことで、「月のパワーを分けてもらい、健康と幸せが得られる」と考えられていたのですね。

なお、お団子を供える際には、神様へのお供え物をのせる「三方(さんぽう)」という器を使うのが正式なマナーです。

三方がない場合は、普通のお盆に白い半紙(またはクッキングシートなど)を敷いてのせるだけでも十分に気持ちが伝わりますよ。

関西では里芋の形を模して、少し尖らせた楕円形のお団子にあんこを巻き付けたものが主流!

💡 なぜススキを飾るの?「稲穂の代わり」と魔除けの意味

お月見になぜススキを飾るのかというと、実は「稲穂の代わり」として飾っています。

お月見には、子孫や作物の繁栄を見守ってくれる「月の神様(歳神様)」が降りてきて、お供えしたススキに依り代(神様が宿る場所)として乗り移ると考えられていました。

また、ススキの鋭い切り口が「魔除け」になるとされ、お月見が終わった後のススキを軒先に吊るしておくと、その年は病気をしないという言い伝えもあります。

💡 お月見のもう一つの名前「芋名月」と秋の七草

地域によっては、お団子やススキのほかに、里芋やこの時期に採れたばかりの作物をたくさんお供えするところもあります。

お月見は単に月を眺めるだけでなく、「今年も無事にたくさんの食べ物が収穫できました。ありがとうございます」と、神様に豊作のお礼をする大切な行事でもありました。

現在は「お団子とススキ」が一般的ですが、お米(お団子)が貴重だった大昔は、この時期に主食として収穫されていた「里芋」を供えるのが通例だったため、中秋の名月は別名「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれています。

また、お供え物として、梨や柿のほかに「ぶどう」などのツル植物をお供えすると非常に縁起が良いとされています。

理由は「ツルが長く伸びて絡まることから、お月様(神様)と人間との繋がりが強くなる(ご縁が結ばれる)」と考えられているためです。

当日はススキのほかにも、花瓶に「秋の七草」を一緒に挿して飾ると、よりいっそう風情が出ますよ。


秋の七草(あきのななくさ)
はぎ(萩)、ききょう(桔梗)、くず(葛)、なでしこ(撫子)、おばな(尾花/ススキのこと)、おみなえし(女郎花)、ふじばかま(藤袴)

もしすべてが揃わなくても、身近なスーパーや花屋さんで手に入るススキ(おばな)だけでも十分に神様を迎えることができますので、安心してくださいね。

🛒 【実践編】お月見団子やススキはどこで買う?

「お月見をしたいけれど、お団子やススキってどこで手に入るの?」と迷う方も多いですよね。

直前でも慌てないための、おすすめの購入スポットをご紹介します。

💡 お月見団子はどこで買う?


和菓子屋さん
本格的な上新粉を使った、コシのある美味しいお団子が手に入ります。十五夜の当日や前日は特設コーナーが設けられることも多く、確実に手に入れたい場合は事前予約がおすすめです。

スーパー・コンビニ
お月見の1〜2日前から、3個〜15個パックなど手軽なサイズのお月見団子が特設コーナーに並びます。みたらし餡やあんこがセットになったものも多く、手軽に楽しみたい方にぴったりです。
📌 補足:お家で手作りする場合のコツ

子どもとお月見団子を手作りするのも素敵ですよね!市販の粉には「白玉粉」「団子粉」「上新粉」がありますが、綺麗にピラミッド状に積み上げたい場合は、型崩れしにくい「上新粉」または「団子粉」がおすすめです。白玉粉は柔らかすぎて、積んだときに自重で潰れてしまいやすいので注意してくださいね。

💡 ススキはどこで買う?


お花屋さん(フラワーショップ)
9月に入ると、お月見用のススキや秋の七草、ピンポンマム(お月様のように丸い菊)をセットにした「お月見ブーケ」が販売されます。プロが綺麗にコーディネートしてくれているので、そのまま花瓶に挿すだけでおしゃれに飾れます。

100円ショップ(セリア・ダイソーなど)
最近の100均はインテリア用の造花(フェイクグリーン)が非常に充実しています。本物のススキは種が落ちて部屋が散らかりやすいというデメリットがありますが、造花なら毎年使えて片付けも簡単です。

🍽️ お供えした後の「お団子・ススキ」の正しい扱い方と処分マナー

神様にお供えした後の食べ物や飾りには、神様のパワーが宿っています。

最後まで感謝の気持ちを持って扱うためのマナーとおすすめレシピをご紹介します。

💡 固くなったお団子を美味しく食べる!おすすめアレンジレシピ

お供えしたお団子は、お月見の最中、または翌日に必ず家族みんなで美味しくいただきましょう

そのまま食べると少し固くなっていることがあるため、美味しく食べるアレンジがおすすめです。


定番!みたらし団子・あんこ団子
一度お団子をさっと茹で直すか、電子レンジで少し温めるとつきたての柔らかさが戻ります。市販のめんつゆ・砂糖・片栗粉で簡単に作れる「みたらし餡」をかけたり、粒あんを添えるだけで絶品和菓子になります。

お月見汁(お吸い物・お味噌汁)
お団子をそのままお味噌汁や澄まし汁の具材として入れます。お団子のほかに里芋や人参を入れると、ボリューム満点の「具だくさんお月見汁」になり、肌寒くなる9月下旬の夜に体を芯から温めてくれます。

香ばしい焼き団子
フライパンやトースターで表面に少し焦げ目がつくまで焼き、醤油をハケで塗って海苔を巻きます。磯辺焼き風になり、甘いものが苦手な方や男性にも大人気のアレンジです。

🌾 お役目を終えたススキはどうする?無病息災を願う処分方法

お供えしたススキは、そのまま枯れるまで飾っておいても問題ありません。

昔の風習では、お月見が終わった後のススキを「軒先やベランダに吊るしておく」と、魔除けとなり、その1年間は家族が病気をしない(無病息災)と言い伝わっています。

最終的に処分する場合は、ゴミ箱にそのまま捨てるのではなく、白い紙(半紙や新聞紙など)に包み、お塩をパラパラと軽く振って「ありがとうございました」と感謝の一言を添えてから、燃えるゴミとして出すのが丁寧なマナーです。


片月見は縁起が悪い?十五夜の次は「十三夜」もお忘れなく!

お月見を楽しむ上で、昔から特に嫌われていたタブーがあります。

それが「片月見(かたつきみ)」です。

お月見行事には、旧暦8月15日の「十五夜」のほかに、約1ヶ月後の旧暦9月13日に行う「十三夜(じゅうさんや)」というもう一つの大切な行事があります。

十三夜は別名「豆名月(まめめいげつ)」「栗名月(くりめいげつ)」とも呼ばれ、十五夜に負けない美しい月が見られます。

昔から、「十五夜と十三夜は、必ず両方の月をセットで見なければいけない」とされていました。

どちらか片方しか見ないことを「片月見」または「落ち月見」と呼び、災いをもたらしたり縁起が悪かったりすると言われていたのです。

2026年の十五夜(9月25日)を楽しんだ後は、ぜひ約1ヶ月後の2026年10月23日(金)の「十三夜」もお見逃しなく!

両方の美しい月を愛でて、最高の福を呼び込んでくださいね。


まとめ

今回は、中秋の名月(十五夜)の由来や意味、お供え物の秘密についてご紹介しました。

秋の澄み渡った夜空に浮かぶお月様の姿は、本当に綺麗で心が癒されますよね。

また、実りの秋であるこの季節、お月見には「自然の恵みへの感謝」という大切な意味が込められています。

電気やお店がなかった時代から、私たちは自然の実りを口にして命を繋いできました。

2026年の今年は、中秋の名月(9月25日)と満月(9月27日)が少しずれる特別な年です。

ぜひ古くからの意味を知った上で、大切な人と一緒に月を見上げながら、日々の暮らしへの感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

そしてお月見を楽しんだ後は、10月23日の「十三夜」もお忘れなく!

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中秋の名月
9月の涼しい季節になると、「中秋の名月」がやってきます。

中秋の名月は月のことを指すのはイメージできますが、その意味を詳しく知っていますか?

今日は、中秋の名月とは?仲秋の名月との違いは?何をするの?についてご紹介します。

関連お月見うさぎの由来は?なぜ餅つきしているの?

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中秋の名月とは?

旧暦8月15日の夜の月のことを「中秋の名月」「十五夜」と呼びます。

「十五夜」とは、本来「満月」のことで、1年に12~13回廻ってくるのですが、なぜ、9月の月を「十五夜」と呼び、特別にするのでしょう?

それは、昔、旧暦の8月は1年の中で最も空が澄みわたり月が明るく美しいとされており、平安時代から「観月の宴」が開催されていました。そして、江戸時代になると「収穫祭」として広く親しまれるようになり、十五夜といえば旧暦の8月15日を指すようになったのです。

そもそもの由来は中国が起源で、中国の風習が平安時代に日本に伝わり「観月の宴」が催されるようになったのです。

当時の貴族たちは、月を愛でながら和歌を詠んだりして宴を楽しんだと言われています。自然の移ろいを感じ、風情を楽しむことが当時の娯楽だったのです。

そして、「中秋の名月」とは、「秋の真ん中に出る満月」という意味があり、昔の暦では1~3月を春、4~6月を夏、7~9月を秋、10~12月を冬としていました。
中秋というのは読んで字の如く「秋」の「中」、つまり旧暦の八月のことを言うのです。

このように、「十五夜」と「中秋の名月」はともに、旧暦の8月15日の夜の月のことを指すようになったのです。

中秋の名月2019年はいつなの?

西暦年 旧暦8月15日 満月
2019年 9月13日 9月14日
2020年 10月1日 10月2日
2021年 9月21日 9月21日
2022年 9月10日 9月10日
2023年 9月29日 9月29日
2024年 9月17日 9月18日
2025年 10月6日 10月7日

上記にご紹介したように、旧暦8月15日の中秋の名月は、実は満月でないことが多いのです。

もそも「中秋の名月」と「満月」は定義が違い、同じになることの方が少ないのが実際のところ。

「中秋の名月」は、旧暦の8月15日の夕方に出る月を指すのに対して、「満月」は地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間の月を指すため、どうしても遅れが生じてしまいます。

他にも下記のような理由もあるのでご参考に!

  • 旧暦1日の決め方
  • 旧暦の1日は「朔(新月)となる瞬間を含んだ日」のため、0時00分に朔となる日も、23時59分になる日も同じく「1日」になってしまいます。

    これにより旧暦15日の月齢は、最小13.0ですが最大15.0といった具合に幅ができてしまうのです。

  • 朔から望までの日数
  • 朔(新月)から望(満月)までの平均日数は、約14.76日で、これが本当の満月の月齢の平均となります。

    これによると、旧暦15日の月齢平均より0.76日分だけ長い値となるため、実際の満月は旧暦15日より遅れる傾向となります。

  • 月の軌道が楕円で一定でない
  • 月の軌道はキレイな円ではなく楕円形のため、朔から望までの日数は約13.9~15.7日の間で変化します。

上記の理由が絡み合い、旧暦15日と満月の日付とは一致しないことのほうが多いのです。

十五夜といえば、キレイなまんまるな月を期待したいところですが、実際には、どうしても上記のようなズレが生じてしまうのは仕方ないところ・・・。

ですが、中秋の名月、十五夜は旧暦8月15日ですので、この日の月を愛でるのが本来の流れかもしれませんね。

ちなみに、中秋の名月が次に満月になるのは、2021年です。2021年、2022年、2023年と3年連続で中秋の名月が満月になります。楽しみですね。

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中秋の名月と仲秋の名月の違いは?

漢字の書き方で「中秋」「仲秋」という二語が用いられる場合があります。

「中秋の名月」は、秋のちょうど真ん中の日を中秋といい、旧暦の8月15日が中秋にあたります。そのため、「8月15日の名月」という意味になります。

次に、「仲秋の名月」は、昔の暦では1~3月を春、4~6月を夏、7月~9月を秋、10~12月を冬とし、季節の真ん中の月(春なら2月、夏なら5月、秋なら9月、冬なら11月)に「仲」をつけて呼ぶ言葉がありました。「仲春」といえば2月、「仲夏」といえば5月、「仲冬」といえば11月を指します。

そして、その秋の7月~9月の秋なかの、7月を初秋、8月を仲秋、9月を晩秋と言ったのです。つまり仲秋とは8月の別称で、「8月の名月」という意味になります。

本来の意味からすると、陰暦(旧暦)8月15日(現在の9月20日ごろ)の満月を指すのであれば「仲秋の名月」よりも「中秋の名月」を用いるほうが適しているといえます。

ポイント

時代とともに「中秋」と「仲秋」その区別も厳密ではなくなり、「広辞苑」第4版をみても、「中秋」と「仲秋」は同じ言葉として扱われています。

中秋の名月には何をするの?

中秋の名月には月を愛でる意味で、「お月見」などが一般的です。

お月見といえば、月見団子ススキの飾りなどを思い浮かべる人も多いかもしれませんね。

月が見える縁側や窓辺に、月見だんごや里芋、枝豆や季節の果物などを供え、秋の七草を飾り満月を鑑賞しましょう。

七草がそろわない場合は、すすき(おばな)だけでも飾ります。

月見だんごの意味は?

月見だんごは、中国の月餅にならったものといわれ、普通の年は12個、閏年は1つ増やして13個にするのがしきたりでした。

現在では、十三夜には13個、十五夜には15個を供えるのが一般的となっています。

月見団子を食べるのは、団子が月と同じように丸く、欠けても満ちる月を生や不死の象徴と考えて愛していた名残から、それを食べることで健康と幸せが得られるという考えに基づいています。

なお、団子を供える際には、神や仏に供える食べ物をのせるときに使う「三方(さんぽう)」にのせるのが正式なお供え方法です。

三方がない場合は半紙などを敷いても構いません。

ちなみに、団子を多く盗まれた家が縁起がいいとされていたのもあり、縁側にお供えした月見団子を子供たちが盗み食いをする風習がある地域もあったといいます。

ススキを飾る意味は?

ススキは稲穂の代わりとして飾ります。

子孫や作物の繁栄を見守ってくれる月の神様がおりてきて、ススキに乗り移ると考えられていました。

ススキのほかにも、花瓶に秋の七草もさします。

秋の七草とは?

はぎ
ききょう
くず
なでしこ
おばな(すすき)
おみなえし
ふじばかま

秋の七草は春と違って目で楽しむもの。春は七種、秋は七草と書き分けることもあります。

すべてがそろわなければ、すすき(おばな)だけでも飾りましょう。

地域によってはこのほかに、里芋やこの時期にとれた作物を供えるところもあります。

お月見は秋の収穫祭の意味合いもあるため、神様に豊作のお礼をする大切な行事でもありました。

現在は、お団子とススキが一般的ですが、昔は里芋を供えるのが通例だったため、「芋名月(いもなづき)」とも呼ばれています。

まとめ

中秋の名月についてご紹介しました。

秋の空、澄んだ空に月の姿はとてもきれいですね。

また、秋は実りの秋でもあります。お月見には収穫祭の意味合いもあります。現在でも人間は、生きるために多くの自然の実りを口にして日々を過ごしています。

中秋の名月に古来からの意味合いを知り、月を見上げながら感謝の気持ちを伝えるのもいいかもしれませんね。

  • この記事を書いた人

ゆうこ

4人家族で賑やかに暮らしながら、現役の介護士として働く2児の母です。 日々の介護施設イベントを通じて深めた「年中行事や歳時記の由来」の知識を活かし、子どもたちへ伝統を繋ぐ、温かみのある家族の過ごし方を提案しています。また、現役ならではの健康管理や介護の現場視点に基づいたヘルスケア情報も発信。「何気ない毎日に彩りをプラスする」ような、心温まる記事をお届けします。 詳しいライタープロフィールはこちら

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