節分

恵方巻きの方角2023年は?なぜその方角を向いて無言で食べるの?

節分と言うと「鬼は外!福は内!」と言いながらの豆まきもありますが、全国的に広がっていて人気急上昇中なのが「恵方巻き」です。

恵方巻きは、節分に食べると縁起が良いとされていて、毎年「恵方」に向かって食べるのが習わしでもあります。

この恵方は毎年変わりますので、チェックしてしっかり縁起を担ぎましょう!

今回は、今年の恵方巻きの方角や、なぜその方角を向いて食べるのか?どうして無言で食べるの?など、恵方巻きの素朴な疑問についてもご紹介します。

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恵方巻きの方角 2023年は?

恵方巻き方角

恵方巻きの起源は諸説ありますが、はじまりは大阪地方を中心に節分に「太巻き(巻き寿司)」を食べる習慣が全国に広がったものです。

「恵方巻(き)」という名称は、実は1998年(平成10年)にコンビニ大手のセブンイレブンが、商品名として「丸かぶり寿司 恵方巻」として販売したことで全国に広まったとされています。

ですので、それまでは「恵方巻(き)」ではなく、「丸かぶり寿司」「節分の巻きずし」、「幸運巻きずし」などと呼ばれていました。

確かにいいネーミングですね「恵方巻(き)」^^。

今では、「恵方巻(き)」が全国に広まり一般的になりました。

なぜ節分に食べるの?

節分とは本来、「季節を分ける」ことを意味しています。

季節が移り変わる「節日」を指し、1年に4回「立春・立夏・立秋・立冬」それぞれの前日を指すものでした。

そのなかでも、厳しい冬の季節を乗り越えた後の「立春」1年の始まりとして、特に尊ばれたため、次第に「節分」といえば、「立春」の前日のみを指すようになっていきました。

また、「立春」が1年のはじまりである新年と考えれば、立春の前日である「節分」は大晦日にあたります。

そのため、大晦日でもある「節分」には、一年の災いを払うための厄払いの行事が各地で様々執り行われていました。

節分の行事として有名な「豆まき」も、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられていたことから、邪気を追い払うために執り行われる邪気払いの行事が今も残っているのです。

そして「恵方巻(き)」のはじまりでもある大阪地方を中心に節分に「太巻き(巻き寿司)」を食べる習慣も、それらの一年の災いを払う厄払いの行事のひとつとして今も受け継がれているのです。

また、巻きずしは「福を巻き込む」にも通じ、縁起が良いとされています。

その年の恵方(縁起の良い方角)に向かって、食べ終わるまで何もしゃべらず、切らずに1本食べきると、夢がかない、1年を無病息災で過ごせるといわれています。

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なお、恵方(縁起の良い方角)は、毎年変わりますので、確認してからやりましょうね^^

今年2023年の恵方は?

今年2023年の恵方は「北北西」です。

恵方方位

なお、西暦の1の位でも恵方を知ることができます。

西暦の1の位で恵方を知る時には下記の図をご参考に!

恵方方位西暦

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恵方巻きはなぜその方角を向いて食べるの?

恵方とは?

恵方巻きの特徴として、「その年の恵方に向かって食べる!」というのがあります。

この「恵方」とは、その年の幸福を司る「歳徳神(としとくじん)」のいる方角のことで、その年の最も良いとされる方角のことです。

昔から、「歳徳神のいる方角に向かって事を行えば、万事に吉とされる」という習わしから、節分などの行事をはじめ、初詣などの節目の時には、自宅から見て恵方の方角の寺社に参る習慣があったものなのです。

そのため、恵方巻きも節分の厄払いの行事のひとつとして、恵方を向いて食べるのが習わしとなっているのです。

恵方は毎年違うの?

恵方は、十二支で決められていると思われている方も多いのですが、実は「十干(じっかん)」「十二支」を組み合わせた「干支(えと・かんし)」に基づき決められています。

「十干(じっかん)」は、「甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)」の10種類からなっており、この十干に十二支を組み合わせた60を周期とする数詞「干支(えと・かんし)」となります。

関連干支一覧 それぞれの干支の由来や意味を教えて!

ポイント

日本では「干支」を「えと」と呼び、「ね、うし、とら、う・・・」と、十二支を指すのが一般的ですが、本来は、「干支」は十干と十二支の組み合わせを指すものなのです。

恵方方位

恵方は、その年によって【東北東】【西南西】【南南東】【北北西】と、4つの方位のどれかに当てはまります。

なお、西暦の1の位でも恵方を知ることができます。

西暦の1の位で恵方を知る時には下記の図をご参考に!

恵方方位西暦

恵方巻きはなぜ無言で食べるの?

恵方巻きの特徴として、「無言で食べ切る!」というのもあります。

これは、「食べている途中にしゃべると運が逃げてしまう」とされ、食べ終わるまでは無言で食べるのが昔からの習わしとなっています。

また、その時に「願い事を思い浮かべながら」太巻きを食べるのも慣わしです。

他にも、「目を閉じて食べる」、「笑いながら食べる」というものもありますが、基本は、「恵方を向いて無言で、願い事を思い浮かべながら食べ切る」のが習わしです。

恵方巻きはなぜ丸かじりするの?

その年の恵方を向いて太巻きを丸かじりすることで、1年間無病息災で過ごせるといわれる恵方巻き。

どうして太巻きを丸かじりするのでしょう?

包丁で切らずに丸かじりするのは、「福との縁を切らずに、体内に取り込むため」ともいわれ、願い事を思い浮かべて無言で食べきるのが習わしとなっています。

まとめ

いかがでしたか?

恵方巻きは節分の行事のひとつとして大阪地方を中心に受け継がれてきたものが、現在では全国に広がったものです。

「節分」は昔から1年のなかでも大切な節目として各地で様々な行事も催されます。

受け継がれた節目の行事として、厄払いや縁起を担ぎながら恵方巻きを家族みんなで丸かじりするのもいいかもしれませんね。

  • この記事を書いた人

ゆうこ

私は普段、介護のお仕事をしています。 老人ホームや介護施設では、春夏秋冬、季節感のある趣向を凝らしたさまざまなイベント・行事が行われます。 日本ならではの「和」を感じる日々がこれからも大切に子ども達にも繋いでいけるよう、日々の暮らしの年中行事や歳時記についての記事を中心に書いています。 詳しいライタープロフィールはこちら

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