何十年と勤め上げてきた職場を去るというのは、感慨深いものです。
定年退職する際には、送別会などがつきもので、退く人に一言挨拶をお願いされる機会も多いもの。
長年お世話になった方々へ、これまでの思い出や別れを惜しむだけでなく、やはり感謝の気持ちを伝えたいものですね。
そこで今回は、定年退職の挨拶として、スピーチの例文やポイントについてご紹介します。
定年退職の挨拶スピーチの例文&ポイントをご紹介!
定年退職の挨拶のポイント
式典や送別会などでは改まった言葉遣いが必要
退職の際には、退任式や退職者を送る式典や送別会などが行われることが多くあります。
そういった場面では、送る側も送られる側も敬意を表するために、改まった言葉遣いであいさつするのが基本となります。
感謝の気持ちを示す
これまでを振り返り、様々な思い出とともに感慨深い気持ちにもなりますが、思い出や別れを惜しむばかりでは、寂しさや別れのつらさばかりで、場がしんみりとしてしまいます。
やはり今までの限りない感謝の気持ちを伝えることが大切になります。
今後の抱負などで前向きに
退く人は、差し障りがない範囲で、今後の予定や計画などを伝えると、より丁寧な印象の挨拶になります。
今後の抱負などがあればそのことも語り、前向きにまとめるようにすると送る人たちを安心させます。
定年退職の挨拶の構成は?
- 感謝の言葉
- 回顧・感謝
- 抱負
- 結びのあいさつ
送別会などを開いてもらったお礼、今までお世話になったお礼、そして無事定年を迎えられたことなどを感謝します。
これまでを振り返り、思い出を述べたりします。また、惜別の思いを述べることもあります。
今後の抱負などを伝えます。具体的でも漠然としたものでもどちらでも構いません。明るく前向きにまとめましょう。
残る人の活躍や幸福、健康、会社の発展などを願い、あいさつを結びます。
定年退職の挨拶スピーチの例文は?
おかげさまで、本日無事定年の日を迎えることができました。
社長ならびに役員の皆様、そして職場のすべての皆様に、心から感謝致します。
それほどの大過もなく職責を果たすことができましたのは、ひとえに皆様の格別のご指導、ご支援があればこそと存じます。
仕事の思い出はたくさんあります。
楽しかったこと、苦しかったこと、様々な思い出が胸に去来しますが、何よりも思い出されるのは、どんなときもそばにいて、お互いに励まし合った皆様のお顔です。
そんな皆様の笑顔や言葉に励まされ、今日まで辿りつけた気がしています。
皆様に厚くお礼を申し上げるしだいです。
今後は、長年苦労をかけてきた妻と、ちょっと長い旅行にでも出かけてみようと計画しております。
皆様の更なるご活躍と社業のなお一層の発展をご祈念申し上げ、甚だ簡単で恐縮ですが、感謝のご挨拶とさせていただきます。
本日はありがとうございました。
ポイント
思い出話は必ずしも披露しなければならないということではありませんが、長年ともに歩んだ仲間との思い出話があると、自分らしいあいさつになりやすくなります。
また、別れを惜しみすぎて湿っぽくならないよう配慮も必要です。
全体的に感謝の気持ちを伝える内容にまとめることがポイントでもあります。
あたたかい励ましやはなむけのお言葉をいただきながら、皆さん一人ひとりの顔を見ておりますと、さまざまな思い出が胸をよぎります。
すばらしい上司や同僚に恵まれて過ごした私の会社生活は、とても幸せで充実したものでした。
それもひとえに皆様方のおかげと、あらためて感謝しております。
これから、しばらくゆっくり休んだ後には、自分の経験を活かせる職場を探し、これまでの会社生活同様、第二の人生も実りあるものにしていきたいと思っております。
皆さんもお体に気を付けて、ますますご活躍ください。
本日はありがとうございました。
ポイント
まとめ
別れは、送られる側送る側、双方ともに寂しさがつきものです。
送られる側は、後ろ向きのあいさつよりも、前向きな言葉で送る側を安心させることも礼儀でもあります。
感謝の気持ちを前面に、明るく魅力ある挨拶のご参考になれば幸いです。