熱中症予防【高齢者向け】室内でも油断禁物!対処法もご紹介

熱中症予防【高齢者】

熱中症は乳児から高齢者まで年齢を問わず幅広い世代が発症します。

その中でも、高齢者の発症割合が半数を占めていることをご存知ですか?

「うちのお婆ちゃんは、いつも室内に居るから大丈夫!」なんて思ってる人は大間違い!

高齢者の熱中症発症は、60%が室内にいる状態で発症しているんです。

これから熱中症になりやすい季節になります。

高齢者の方を持つご家族などは、予防や対策をしっかり行ってこれからの季節に備えてみてはいかがでしょうか。

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熱中症予防【高齢者向け】

 

暑さの感じ方はによって異なるように、年代によっても暑さの感じ方は違います。

特に高齢者のご家族がいらっしゃる方は、自分暑さ感覚温度調整をしてしまうと大変なことになってしまいます。

「なぜ、高齢者は熱中症になりやすいのか?」

まずは、高齢者の体の変化に対する正しい知識を持ちましょう。

 

高齢者は体内の水分が不足している

人間の体の約60%は水でできています。

血液の90%、脳の80%は水です。

人間の体の中で「水分」は非常に重要な役割を果たしているのです。

その重要な役割を果たす水分が、高齢者の方は50%以下になることもあるのです。

これは、年齢とともに新陳代謝が低下するため、体内で作られる水の量が減ってしまうためです。

このように体内の水分量を蓄える力が低い高齢者は、若年者よりも熱中症を発症しやすいのです。

 

高齢者は暑さに対する体の調整機能が低下している

人は暑いと感じたら、汗をかいて温度調節を行います。

でも高齢者は、まず、この「暑い」と感じる感覚が低下しています。

これは、体の体温調整能力が低下しているためで、加齢とともに低下するものなのです。

このように「暑い」と感じる機能が低下しているので、をかいて体温を下げる機能も同じように低いのです。

また、人は暑いと感じたら、汗をかいて温度調節を行い、汗で失った水分を補給するため、喉の渇きを感じるものです。

でも高齢者は、加齢とともに喉の渇きを感じる「口渇中枢」の機能が低下するため、「喉が渇いているのかわからない」状態になってしまうのです。

上記のように、通常、若年者は、

「暑い」→「汗」→「水分補給」=体内の水分が安定化

となるのですが、高齢者は、最初の「暑い」と感じることが鈍化しているので、本当は、体の水分が減っている状態なのに気付かず熱中症になってしまうのです。

熱中症予防は室内でも行いましょう!

いつも室内にいるから熱中症なんて関係ないと思っていると危険です。

熱中症の発生場所の60%は室内なんです。室内に居る時こそ、より注意して熱中症予防を行いましょう。

 

室内に温度計を置きましょう

高齢者は「暑い」と感じる機能が低下しているため、自分の感覚で予防することは難しいでしょう。

ですので、温度を感覚ではなく、温度計を利用して認識できるようにすればよいでしょう。

通常、高齢者がいらっしゃるご家庭では、室内温度は28℃を目安に調節しておくことが推奨されています。

 

こまめに水分補給をしましょう

体の水分は汗だけではなく、尿や、日常の生活の中でも、体の表面から蒸発して奪われていきます。

高齢者の方は、喉の渇きを感じにくくなっているので、意識して、こまめに水分補給を行いましょう。

 

エアコンを上手に活用しましょう

高齢者の中には、エアコンが苦手な方も多いものです。

でも温暖化などの影響により、現在は、本当に気温が上昇しています。

毎年、夏になると、「観測史上最高気温を更新」というニュースが連日のように流れます。

特に街中などにお住いの方は、コンクリートの建物やアスファルトによる影響でヒートアイランド現象など、気温の上昇とともに熱がこもりやすくなっていることを認識し、注意しなければいけません。

 

窓を開けているだけでは、温度は下がりません。

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特に温度を感じる機能が低下している高齢者の方は、28℃の適温を保つためにエアコンを上手に活用したほうがよいでしょう。

エアコンが直接体に当たらないように風向きを調整したり、扇風機を使ってエアコンの冷風を循環させることで、少し高めの温度設定でも室温を適温に保てたりもしますよ。

 

調理中も注意が必要です!

意外と見落としがちなのですが、調理中の熱中症です。

いつも台所に立つお母さんならご存知のように、キッチンは調理などで火を使うため、調理中は熱が高い状態です。

調理中にも熱中症になりやすいので、換気をしっかり行うなどして、熱がキッチンにこもらないようすることも大切です。

 

外出先から帰って来た時にも注意する!

これも意外と見落としがちで、注意が必要なのが、外出先から自宅に戻った時です。

自宅は戸締りなどで密閉され、外出から帰った時などは、室内が非常に熱を蓄えた状態です。

外出先から帰ったら、一度窓を開けたり、換気扇を回したりして、室内の熱を逃がしてあげるようします。

また、熱は天井など高い位置に熱がこもるので、外気などを取り入れて空気を循環させ熱を逃がすようにしましょう。

高齢者の人は、帰って部屋に熱がこもった状態に気付かずに過ごす方もいて、熱がこもった状態でそのまま過ごすため、気が付くと熱中症になってしまったり。といったこともありますので、注意しましょう。

 

お風呂や寝る時も気をつけましょう

入浴は体内の水分が多く失われます。入浴後の充分な水分補給はもちろんですが、高齢者の方は、入浴前にも水分補給をして入浴することをおすすめします。

また、夜寝ているときも注意が必要です。

昔は夜になると涼しさを感じたりしていたものですが、近年では夜になっても温度が下がらず、夜寝ている時に熱中症になるケースが年々増加しています。

眠る時には、枕元などに水などの飲料を置いたり、エアコンなどを利用して室温の調整を心掛けるようにしましょう。

熱中症予防と一緒に対処法も!

 

上記にご紹介した高齢者の熱中症予防も大事ですが、

「もし、一緒に住んでいるお婆ちゃんが熱中症にかかったら!?」

あなたは迅速な対処法を知っていますか?熱中症は早期の措置が、とにかく大切なんです!

知っているだけでも、いざという時に違います!

これは、高齢者に限らず、誰にでも有効で基本の対処法ですのでご紹介しておきます。

 

熱中症かな?と思ったらすぐ行動

①涼しい場所へ移動させる。
エアコンをつけるなどして室温を下げ、涼しくしてあげます。

②衣服を脱がせ、身体を冷やす。
着ている衣服を脱がせたり緩めるなどして、首筋、わきの下、足の付け根、ひざの裏などを冷水に浸したタオルや氷、氷水などで冷やします。

③水分補給をさせる。
上記①、②とともに、水分補給を行います。できれば、水分と塩分も補給したいので、経口補水液やスポーツドリンクなどがあればそれを飲ませるようにしましょう。

 

ただちに救急車を呼びましょう

①上記の対処法を行っても、意識が戻らない場合や、自力で水分補給出来ない場合、または、自力で立つことが出来ない場合は、ただちに救急車を呼んで医療機関を受診しましょう。

②救急車を待つ間や移動中もとにかく積極的に体を冷やしましょう
A.意識があり、吐き気がない場合は、水分補給もする。
B.意識がなかったり、吐き気がある場合は、嘔吐物が喉や気管に詰まることもあるので無理に飲ませないようにしましょう。

とにかく、熱中症かな?と思ったらすばやい行動が必要です。

迅速に行動できるよう、基本的な対処法は知っておいたほうが安心ですよね。

また、高齢者は、症状が落ち着いても体力が予想以上に消耗している場合もあるので、症状が軽かった場合でも、念のため医療機関の受診をおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

高齢者の場合は、私たち若年者が想像する以上に、身体の機能が弱っています。

普段から注意し、予防を習慣化することで、熱中症の発症を抑えられます。

 

また、熱中症は、早期の措置が大切です!

基本の対処法を知っていればすばやく対応できるので安心です。

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高齢者に限らず、基本的な対処法は誰もに共通しますので、しっかり覚えておきましょう。

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