新型コロナウイルス感染予防のため、マスクが手放せない状態が続いています。
でも、これからの季節ってマスクをしていると暑くなり汗をかいて、不織布に汗がじんわりと染みてくる・・・。そんな辛い季節でもあります。
暑いけれど、マスクはつけなければならない!そんな時にどんな暑さ対策や蒸れ対策があるのでしょう?
今回は、暑い季節に知っておきたい!マスクが暑い&蒸れる!暑い時期のマスクの蒸れ対策についてご紹介します。
マスクが暑い&蒸れる!暑い時期のマスクの蒸れ対策を教えて!
マスクが暑い。
感染予防のためとはいえ、暑い季節にマスクをつけるのは辛いものです。
なぜマスクの中は蒸れるのか?
マスクをつけることで、呼気がマスク内に充満し湿潤状態となります。これが蒸れの原因となります。
冬場は、この湿潤状態が保湿や保温にもつながっていいんですが、夏場などの暑い時期になると、マスクの中は蒸し風呂状態で、余計に息苦しく辛く感じてしまいます。
暑い時期のマスク着用は肌荒れも増えますしね・・・。
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でも、暑くてもマスクをつけなければならない時、どんな対策法があるのでしょう?
暑い時期のマスクの蒸れ対策法とは?
ミントを活用!
夏の暑さ対策のひとつとして昔から活用されてきた「ミント(ハッカ油)」。
ミント味のガムを食べると口の中がスースーした感じしませんか?ミントのガムを噛みながら吸い込んだ空気がひんやり冷たく感じたり。
どうしてミントを口にしたりするとひんやりとした冷たさを感じたりするのでしょう?
ミントで冷たさを感じる仕組み
ミントやハッカが冷感を引き起こすことが科学的に明らかにされたのは、今から50年ほど前のことです。
口腔内で低温を感じる神経にミントに含まれるメントールを与えると、温度を下げるのと同じような応答が生ずることを示しました。
ミントに含まれるメントールは、人間の皮膚や舌にある「TRPM8」というタンパク質と結合し、「冷たさ」を感じる受容体を活性化させることにより、実際に舌や皮膚表面の温度が下がったり、そこに触れる空気の温度が下がったわけではないのに「冷たい」刺激を感じさせています。
この受容体は口の中だけでなく皮膚表面にもあるため、メントールを含むかゆみ止めやリップクリーム、湿布薬などでもひんやり冷たい刺激が得られるわけです。
また、のどの奥にもこの受容体はあるため、香り付けにメントールが使われているタバコではのどに清涼感を感じられたり、実際に喫煙にともなうのどや呼吸器の炎症が多少軽減されるとも言われます。
※参考文献:https://gigazine.net/news/20110417_why_mint_tastes_cold/https://gigazine.net/news/20110417_why_mint_tastes_cold/
※参考文献:https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49858https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49858
この「ミント(ハッカ油)」の仕組みをマスクに利用して、暑さ対策をしている人もいます。
マスクをひんやり冷たいと感じるようにミント(ハッカ油)のスプレーをシュッとひと吹きマスクの外側にすると、ミントの効果でスーッとして鼻やのどが軽く感じることができます。
またハッカ油は、ハッカを蒸留・精製して作られたもので、実は暮らしに役立つ万能オイルでもあるんですよ!
その活用法は、虫除け・掃除・体のケアなど多岐にわたります。
植物生まれで体にも優しく、お値段も手頃なので手軽に始める暑さ対策としてはおすすめです。
なお、ハッカ油はマウスウォッシュにもなるんです。
お水のなかにハッカを数滴加えるだけで、マウスウォッシュになります。
暑い時期には、ちょっとマスクをはずしてハッカでうがいや口のなかをクチュクチュしてみると、のどのイガイガもすっきりするし、ハッカのおかげでお口の中が爽やかになり、爽やかな爽快感を感じられてリフレッシュできますよ!口臭予防にも効果的なので一石二鳥です^^
ポイント
下記の北見のハッカは香りも爽やかで、ほのかに甘い香りなので、その香りだけでもリラックス効果があってリフレッシュできておすすめですよ。
マスクの素材や生地を変えてみる!
今は、不織布マスクの品不足で、手作りマスクなどの布マスクを活用されている人も多くいらっしゃいます。
夏の暑い時期は、布マスクを活用して暑さ対策してみるのもおすすめです。
暑い&ジメジメした時期、「暑くて、汗が出る」、「汗でベタベタして気持ち悪い」を、和らげてくれるのが、夏に適した素材や生地のもの。
では暑い時期におすすめの生地ってどんなものがあるんでしょう?
■リネン(麻)
■コットン(綿)
接触冷感と呼ばれている繊維のことで、このような生地は、繊維中に水分を多く含まれているため冷たく感じるんですよ。
■レーヨン
高温多湿な日本の風土に適した被服素材は日本各地に残っています。例えば、「滋賀県高島市」には、200年以上の歴史を持つ「縮(ちぢみ)」という生地があります。
これは、表面にシボ状のしわを作った独特の生地で、吸湿性に優れ、爽やかな着心地であることから、夏の季節好まれて着られていたものです。
すきまを多く、風通しがよくなるように仕上げている生地は、密度の濃い隙間のない生地より風通しが良く涼しいんですよ。
暑い時期にはそういった生地を活用するのもおすすめです。
■縮(ちぢみ)
■鹿の子編み
■シアサッカー(しじら織りとも呼びます)
■ワッフル編み
現在は、ガーゼなども品切れなどが続いていますよね。
ないものを探し求めても疲れてしまいますから、切り替えて、暑い時期に合わせたマスク作りに取り組んでみるのもいいんじゃないでしょうか?
そんな暑い時期のマスク作りにおすすめの生地が、日本でも昔から使われてきた日本製の晒(さらし)です。
手作りマスクや布おむつなどにもご利用いただけますし、ガーゼ生地よりも張りがありあつかいやすい生地です。
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また、手ぬぐいなども暑い季節にはおすすめの生地ですよ!
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まとめ
私も、暑い時期に備えて、涼しいマスクを作ったほうがいいかしら?と、思い、手始めに、着なくなった麻(リネン)生地の洋服を再利用してマスクを作ってみました。
使い心地は、やはり不織布などよりもマシかなとは思っています。
涼しさアップのためにハッカ油も活用してこれからの暑い時期を乗り越えようと楽しみながら試行錯誤しています^^;
みなさんも辛い時期が続きますが、こんな時期だからこそ何か小さな楽しみを見つけて、少しでも心明るく過ごしてくださいね。