日本三大祭りのひとつ「祇園祭」
さすが京都!と感じさせる優美で雅なお祭りです。
去年行った祇園祭で「ちまき」を購入したんですが、家に帰って早速飾ろうとはしたものの、はて?飾る場所はどうしたものかと悩んだんです。
玄関先に飾るとは聞いていたんですが、マンションの場合はどうしたものかと。
外に飾るとドアに当たるし・・・。
家の中に置くとしても、一応お守りだからどこでもいいってわけじゃないだろうし・・・。
そんな訳で、もしかしたら、同じように悩まれる方もいらっしゃるかもしれないので、祇園祭のちまきの飾り方をご紹介します。
祇園祭で買ったちまきの飾り方は?
祇園祭の名物のひとつ「ちまき(粽)」は、笹の葉で作られた厄病・災難除けのお守りです。
「ちまき」と聞くと食べる方の「ちまき」を浮かべる方も多いかもしれませんが、違いますからね^^;
京都の町を歩くとお店や民家の玄関先に飾られているのを良く見ます。
「ちまき(粽)」は京都の人達にとって、お馴染みのお守りなんです。
この「ちまき」は毎年祇園祭のときだけに、八坂神社や各山鉾の会所などで販売されています。
「ちまき」は各山鉾により、それぞれの個性があるんです。
通常の厄除けのほか、山鉾の由来に合わせた色々なご利益があるので下記にご紹介しますね。
各山鉾のちまきの一覧
- 役行者山:疫病除け・交通安全・安産
- 鈴鹿山:盗難除け・安産
- 八幡山:夜泣き封じ・子供の健康・夫婦円満
- 黒主山:泥棒・悪事除け
- 浄妙山:勝運向上
- 鯉山:立身出世・開運・家内安全
- 霰天神山:雷除け・火災除け
- 占出山:安産
- 郭巨山:金運向上
- 孟宗山:親孝行
- 油天神山:学問成就
- 木賊山:迷子除け・再会
- 船鉾:安産
- 白楽天山:学問成就・招福除災
- 太子山:学問成就・知恵を授かる・身代わり
- 保昌山:縁結び
- 菊水鉾:不老長寿・商売繁盛
- 岩戸山:開運
- 山伏山:雷除け
- 芦刈山:縁結び・夫婦円満
- 綾傘鉾:安産・縁結び
- 四条傘鉾:招福厄除
- 大船鉾:安産
お馴染みのものから、「えっ。そんなお守りもあるの?」と言ったものまで、個性豊かにございます。
ちなみに、私は去年、商売繁盛も兼ねて、郭巨山のちまきを買わせていただきました^^v
他にも、ちまきによって、護符や飾りお守りや絵馬などが付いていたりと、ちまきは各山鉾の個性が溢れる祇園祭の楽しみのひとつです。
ちまきの飾り方
「ちまき(粽)」は、厄病・災難除けのお守りで、災難や疫病などが家に入ってくるのを防ぐためのお守りです。
ですので、家に入る前ということで、家の中ではなく、玄関の外側の軒先や門などに飾ります。
とにかく災難や疫病を力強く撃退するために、人が頻繁に出入りする目立つところに飾るのが好ましいのです。
ではマンションの場合はどうでしょう?
マンションの場合は、軒先なんてないですし、ましてや門なんてございません。
そういったマンションやアパートの場合は、やはり、玄関のドアの外がベストで、ドアに粘着タイプなどのフックを取り付けてちまきを吊るします。
マンションの規約などで、どうしても外に飾るのが難しい場合は、ドアの内側、下駄箱の上などの、すぐ目に入る場所に飾るとOKです。
とにかく、人が出入りする場所で目立つところ!に飾ります。
私が去年買ったちまきは、下駄箱の上で災難や疫病を撃退してくれています。
祇園祭のちまきはどうやって処分するの?
基本的には、1年間飾って、次の年の祇園祭の時に去年買ったちまきを持って出掛け、各山鉾にて返納箱を用意してくれているので、そこに返すのが基本です。
この各山鉾に設置されたちまきの返納箱は、集められて八坂神社へ持っていかれ、清めて焚き上げします。
でも、遠方の人は、京都まで返納にくるのは大変です。
そういった場合は、近くの神社などに返納しても大丈夫なので、そこで返しましょう。
しめ縄やお札と一緒の扱い方で大丈夫ですので、1年間のご利益に感謝してお返しくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
祇園祭の名物のちまきは個性豊かで人気のひとつでもあります。
飾り方なども分かったし、祇園祭に行かれる機会がある方は、ちまきを買って災難や疫病を撃退してもらいましょう!