お部屋の壁紙についたタバコのヤニ汚れ。
黄ばみはもちろん、独特のニオイも気になりますよね。
しかし、タバコのヤニはベタついて落ちにくく、お掃除が本当に厄介なのが悩みどころです。
最近主流の加熱式タバコ(アイコスやグローなど)は、従来の紙巻きタバコほど壁を茶色くはしません。
ですが、成分に含まれる植物性グリセリンなどが原因で、特有 of ベタつきやニオイが壁に蓄積してしまいます。
そこで今回は、タバコのヤニだらけの壁をすっきりキレイにするお掃除方法をご紹介します。
強力な助っ人となる、おすすめの洗剤や便利グッズもまとめてチェックしていきましょう!
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部屋が黄ばむ原因は?タバコのヤニ汚れが落ちない理由
タバコを室内で吸っていると、部屋の壁だけでなく部屋全体が黄ばんだりベタついたりしていきます。
この汚れの主な原因は、紙巻きタバコに含まれる「タール(別名:ヤニ)」という植物樹脂です。
PM2.5より微細なタール粒子が壁紙の奥に侵入
タールは粘着性が非常に高く、一度付着して蓄積すると簡単には落とせなくなります。
厚生労働省が運営する「e-ヘルスネット」などの公的データによると、タバコの煙に含まれる粒子物質(ミスト状のタール)の直径は「0.1〜1.0マイクロメートル」とされています。
これは、近年環境問題でも取り上げられる「PM2.5(2.5マイクロメートル以下)」よりも、さらに一回り小さい超微細な粒子です。
そのため、煙に乗ったヤニ粒子は、壁紙の目に見えないほど細かな凹凸や穴の奥深くにまで簡単に侵入してしまいます。
これが、通常の拭き掃除では届かない頑固な蓄積汚れになってしまう理由です。
さらに、タール自体にタバコのニオイが染みついているため、汚れの悪化とともに部屋全体のタバコ臭も強くなってしまいます。
知っておきたい賃貸物件の退去費用(原状回復)の基準
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、タバコによる壁紙の変色やニオイの付着について、以下のように明確に定義されています。
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経年劣化 : |
| 通常の生活で発生する「自然消耗(経年劣化)」とは認められない |
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借主の過失 : |
| 「借主の不注意や手入れを怠ったことによる汚損(過失)」となる |
退去時に壁紙の全面張り替え費用を請求されて大きな出費にならないためにも、日頃から正しい洗剤を使ってこまめにヤニ汚れを落としておくことが大切です。
壁のヤニ掃除で失敗しないための正しい手順
実を言うと、私は過去に壁のヤニ掃除で大失敗をしたことがあります。
「よし、一気にキレイにするぞ!」と意気込んで、上から豪快に洗剤スプレーを吹き付けたら、洗剤が壁を伝ってダラーッと下に垂れてしまいました。
慌てて拭き取ったものの、時すでに遅し。
洗剤が通った跡だけがクッキリ白い縦ジマの模様になって焼き付いてしまい、かえって目立つまだらな壁になって大後悔した経験があるのです……。
ヤニ汚れは、洗剤をスプレーしてただ拭き取るだけでは、浮き出た汚れが液だれ跡になり、消えない「垂れ筋シミ」として残ってしまいます。
みなさんには私と同じ失敗をしてほしくないので、お掃除前に必ず以下のステップとプロの鉄則を意識してくださいね。
洗剤を使う前に必ず行う「1分水拭きテスト」
日本の住宅の約9割は水拭きができる「ビニール壁紙」ですが、中には水に弱い素材もあります。
例えば「紙壁紙」や「布クロス」、水分を吸い込む「珪藻土・土壁」などです。
これらにアルカリ洗剤を使うと修復不可能なシミになってしまうため、まずは部屋の目立たない隅の方でテストをしましょう。
水を少しつけた雑巾を壁に押し当ててみてください。
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水を弾く : |
| ビニール壁紙の可能性が高いため、お掃除をスタートしてOKです! |
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水が染み込む : |
| 紙・布・土壁などのため水拭きNGです。無理に擦らず専門業者へ相談するか、張り替えを検討してください。 |
液だれシミを防ぐプロの鉄則「下から上へ」の拭き方
壁掃除の基本は「上から下」と思われがちですが、ヤニ掃除は絶対に「下から上」に向かって拭き進めます。
乾いたヤニ汚れの上に洗剤が垂れると、そこだけ急激に汚れが溶け出して頑固な垂れ跡(シミ)になってしまうからです。
下から順に拭いていけば、万が一洗剤が垂れても、すでに濡れている場所を通るためシミになりにくく、ムラなく綺麗に仕上がります。
具体的なお掃除ステップ
いきなり広範囲に洗剤を吹きつけるのではなく、30〜50cm四方ほどの「少しずつ区切った範囲」を丁寧にクリアしていくのがコツです。
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ステップ1 : |
| 洗剤をクロスやスポンジに吹き付ける(※壁に直接スプレーすると液だれの原因になります。まずはクロス側に洗剤を馴染ませましょう) |
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ステップ2 : |
| 下から上へ向かって優しくブラッシングする(※壁紙を傷つけないよう注意しながら、円を描くように細かな凹凸のヤニを浮かせます) |
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ステップ3 : |
| 間髪入れずに「乾拭き」で汚れを回収する(※ヤニが浮いたら、乾いたきれいな雑巾やクロスですぐに拭き取ります。時間を置くと、溶けたヤニが再び壁紙に染み込んでしまいます) |
キレイを長持ちさせる「仕上げの水拭き」
全体のお掃除が終わったら、最後に必ず固く絞ったきれいな雑巾でしっかり全体を水拭きします。
壁にアルカリ成分の洗剤が残っていると、壁紙が徐々に化学反応を起こして傷んで変色したり、ベタついてホコリを呼び寄せる原因になったりします。
お掃除の後にこの「洗剤をしっかり拭き取るひと手間」を挟むことこそが、壁をいつまでもキレイに保つための一番の秘訣です。
現代の一般的なビニール壁紙に硬い「亀の子タワシ」などを使うと、壁紙の表面が傷ついて破れてしまうリスクが非常に高いです。そのため、壁紙を傷つけない「メラミンスポンジ」や「柔らかいお掃除ブラシ」、後述する「特殊クロス」などを使いましょう。
タバコのヤニ汚れに効く!おすすめの激落ち洗剤3選
頑固な酸性の汚れである「ヤニ(タール)」や加熱式タバコのベタつきをしっかり分解してくれる、おすすめの洗剤を厳選してご紹介します。
① セスキの激落ちくん(レック)
大ヒットお掃除アイテム「水の激落ちくん」のアルカリ電解水に、お掃除の定番成分である「セスキ炭酸ソーダ」をプラスしたマルチクリーナーです。
重曹の約10倍ともいわれるアルカリパワーを持っており、タバコのヤニ汚れを強力に分解して浮かせて落とします。
キッチンの油汚れからリビングの手あか、窓ガラスのお掃除まで幅広く使える万能さが魅力です。
界面活性剤を使用していないため泡立ちやヌルつきがなく、仕上げの「二度拭き」が不要なのも嬉しいポイント。
赤ちゃんやペットがいるご家庭でも安心・安全に使用できます。
壁などの傾斜面を掃除する際は、液だれしにくい「密着泡スプレー」タイプを選ぶとさらに扱いやすくなります。
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② リビングクリーナーカベ紙用(アサヒペン)
人と環境に優しい天然植物系の成分で作られた、壁紙専用のクリーナーです。
ビニール壁紙についた手垢汚れはもちろん、タバコのヤニ落としにも高い効果を発揮します。
この洗剤の一番の魅力は、汚れを落とすだけでなく「その後のキレイをキープする効果」が詰まっている点です。
使用後はフッ素コートが形成され、新たな汚れが付着するのをガードしてくれます。
傷みやすい壁紙をしっかりいたわりながらお掃除できます。
さらに、ホコリを寄せ付けない「帯電防止効果」や、タバコのニオイを吸着・低減してくれる消臭効果まで備わっています。
「壁紙のヤニ汚れをすっきり落として、その後の汚れやニオイまでしっかり予防したい!」という、壁紙ケアにこだわりたい人にぴったりの洗剤です。
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③ 純石鹸ヤニ取りクリーナー(友和 ティポス)
その名の通り「タバコのヤニ落とし」に特化して開発された専用クリーナーです。
肌や環境に配慮された純石鹸成分をベースにしながらも、蓄積したヤニ汚れを強力に分解するプロ仕様の洗浄力を持っています。
泡タイプのスプレーなので液だれしにくく、壁紙にしっかり密着して汚れをグングン浮かせてくれます。
これまでに紹介した2つの洗剤に比べてアルカリの力が強いため、使用する際は肌荒れを防ぐために、必ずビニール手袋や炊事用手袋を着用して作業しましょう。
何年も放置して部屋全体にすっかり定着してしまった年季の入った頑固な黄ばみには、こうした専用の力強い洗剤が最も効果を期待できます。
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ヤニ掃除をラクにする便利グッズ&お部屋のニオイ対策
洗剤のパワーを最大限に引き出す便利グッズと、掃除後の仕上げに最適なニオイ対策アイテムです。
壁紙の凹凸にフィットする「特殊マイクロファイバークロス」
壁紙の微細なデコボコの隙間に入り込んだヤニ汚れは、普通の雑巾やスポンジではなかなか届きません。
そこでおすすめなのが、極細のブラシ繊維(PPブラシ)が織り込まれた、お掃除専用の特殊マイクロファイバークロスです。
デコボコした壁紙の表面にブラシ繊維がしっかりフィットし、奥に詰まったヤニ汚れを軽い力でかき出すと同時に、マイクロファイバーがその汚れを瞬時に吸着して絡め取ります。
これ1枚で「ブラシによるかき出し」と「拭き取り」が同時にできるため、壁紙を傷つける心配もなく、壁一面のヤニ掃除が驚くほどラクになる超優秀なサポートグッズです。
部屋だけでなく家中のいろんなお掃除のお供に役立つのでおすすめですよ。
【さらに手軽に買うなら!】そうじの神様 壁紙用おそうじクロス
もし「もっと身近なお店やネット通販の定番品から選びたい!」という場合は、大人気おそうじクロスシリーズの「そうじの神様 壁紙用おそうじクロス」も非常におすすめです。
こちらも日本製の高性能マイクロファイバーを使用しており、壁紙を傷つけずに手垢やヤニ汚れを驚くほどきれいに絡め取ってくれます。
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タバコの臭いを根本から分解する「ハル・インダストリ」
壁のヤニ汚れを落としたら、お部屋の空気に染みついたタバコのニオイも根本からリセットしましょう。
タバコの強烈なニオイを本気で「無臭」に近づけたいなら、消臭剤専門メーカーが手がけるプロ仕様の「ハル・インダストリ エアソフィア・ハイパー」がイチオシです。
ホテルや介護施設、タクシーなどでも実際に使われている業務用の実力派で、香りでごまかさない「真無臭(しんむしゅう)」を実現してくれます。
100%植物由来の安全な消臭成分が空気中に蒸散し、タバコ臭や加熱式タバコ特有の嫌なニオイを分子レベルで分解・中和します。
お部屋に「デン!」と置いておける大容量の600g本体ボトルのほか、家中のあらゆる場所に小分けして使えるおトクな「詰め替え用大容量ビーズ(1kg / 4kg)」もラインナップされています。
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うちでも実際に購入して主人の部屋に置いて使用してみたんですが、驚くほどの効き目でした!
今までどうしても消えなかったタバコのあの嫌なニオイが、確かに気にならないレベルまでしっかりと軽減されて、プロ仕様の消臭力を大実感できました。
100%植物由来の天然成分(松やヒノキなど)で作られているので、赤ちゃんやペット、肌が敏感な方がいるお部屋でも安心して使えるのがとても心強いです。
また、このシリーズは補充用の詰め替えパック(大容量)がとにかくお得です。
空きビンや小さな140g用の本体容器などがあれば、家の中でニオイが気になる玄関やトイレ、靴箱などに小分けして利用するのも凄く便利です。
大容量パックをストックしておけば、何ヶ月も持ってコスパも抜群なので、我が家では手放せないお留守番お掃除アイテムになっています!
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まとめ:正しい洗剤と拭き方で明るく清潔なお部屋を取り戻そう
タバコの超微細なヤニ粒子は壁の奥深くまで入り込みます。
残念ながら、何年も放置して真っ黄色になった壁を、リフォームし立てのような「完全な真っ白」に戻すのは難しいケースもあります。
あまりに重度な汚損の場合は、最終的にはクロスの張り替えが必要になることも事実です。
しかし、「少しでもキレイにしたい」「まだ年数も経っていないので掃除で何とかしたい!」という段階であれば、適切な洗剤とグッズを使うことで、見違えるほど明るく清潔なお部屋を取り戻すことができます。
壁に染み付いたヤニは、単に見た目やニオイが悪いだけではありません。
近年問題視されている「サードハンドスモーク(三次喫煙)」の原因にもなります。
サードハンドスモークとは、壁や家具に残ったタバコの有害物質が空気中に揮発し、それを吸い込むことで健康に影響を及ぼす環境問題のことです。見た目やニオイのためだけでなく、ご自身やご家族のすこやかな環境を守るためにも、ぜひ今回ご紹介したお掃除方法や洗剤を試してみてくださいね!

