故人の死後初めて迎えるお盆は、「初盆」または「新盆」といって、丁寧に供養します。
また、初盆を迎える家では、僧侶を招いて読経してもらいます。その後、参列者で精進料理などの食事をするのが一般的です。
初盆に招かれた場合、以前は盆提灯や線香・ろうそくを持参していましたが、現在では現金を包むことが一般的になっています。
今回は、初盆での香典の相場や表書きなど、初盆の香典マナーについてご紹介します。
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初盆香典の相場は?
初盆の法要の時には、香典を持参するのがマナーです。
香典の金額は、故人との関係や付き合いの深さ、自分の立場、地域によっても相場が異なりますので、考慮の上、金額を決めましょう。
一般的な初盆の香典の相場は?
■5,000円~10,000円
それほど親しくない場合で、初盆に焼香だけをあげにお伺いする程度であれば、3,000円ぐらいでも問題ありません。
金額に関して迷う時には、弔事の場合には、多めに包むようにすれば後で後悔がないとされています。
読経のあとに、参列者で食事などが用意されている場合は、そのぶんも考慮して包むとよいでしょう。
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初盆香典の表書きは?
初盆の際の香典の表書きは、「御仏前」、「御供物料」。お盆は仏教の行事ですので、仏式での香典が一般的になります。
神式でお盆にお参りされる場合には、宗旨に関係なく用いられる「御供物料」を使うと間違いがありません。
水引は、黒白、双銀、藍銀、黄白で、繰り返すことを望まない意味合いで「結び切り」の水引のものを用います。
香典以外に仏壇にお供えをする場合は?
初盆の際に、香典以外に仏壇などにお供え物として菓子折りなどを供える場合の表書きは、「御供」、「御仏前」を用います。水引は、香典と一緒で、黒白、双銀、藍銀、黄白で、繰り返すことを望まない意味合いで「結び切り」の水引のものを用います。
初盆香典の表書きは薄墨で書くの?
香典の表書きは薄墨で書くのが正式です。
昔は、硯で墨を摺り筆で文字を書いており、墨はしっかりと摺り濃い文字で書くのが本来の書き方なのですが、弔事などの場合には「あまりの悲しみで力が入らない」、「悲しみの涙が硯に落ち墨が薄くなる」といった悲しみを表す意味で、薄墨で書く名残が残り、現在でも弔事などの香典では薄墨で書くのがマナーとされています。
現在では、硯で墨を摺って文字を書く習慣自体が少ないものです。本来のマナーでは薄墨で書くべきですが、筆ペンなどを用いて濃い墨で書かれる方が多くなっています。
特に法事などは、事前にわかっていることでもありますので、濃い墨を用いても問題ないとされています。
薄墨で書くというのは、現代には似つかわしくない風習かもしれませんが、墨の濃さにまで気を配る日本人らしい気遣いは、日本の古き良きしきたりとして大切にするのも日本人ならではなのかもしれませんね。
初盆香典新札はダメ?
香典袋に新札を入れるのは、亡くなるのを待っていたようで、してはならない。とされています。
しかし、初盆などの法事の場は、事前に分かっていることですので、新札を入れても問題ないとされています。
でも、香典に新札を入れるのは気が引けるという場合には、新札の真ん中を折って、折り目をつけてから香典袋に入れるようにすればよいでしょう。
まとめ
初盆の香典についてご紹介しました。
初盆は忌明け後に初めて迎えるお盆でもあります。故人を偲んで遺族にも心配りができるよう、大切に行いたいものです。
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